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冬の低山登山 2月は蝋梅を愛でるついでのシダンゴ山(丹沢)

シダンゴ山。
不思議な名前の山があるもんだ。
その山は、鍋焼きうどんで有名な鍋割山の隣にある

今回もChi-さんが見つけてきた。
神奈川県の新松田駅から出ているバスの終点に2万本の蝋梅が咲き誇る梅園があり、その先にシダンゴ山というのがあるので、セットで行かないか、
とのお誘い。
今回は、Chi-さん姉妹と幼馴染と私の4人で向かいます。

新松田駅から登山道入口まで

2月11日(火)祝日。天気は快晴。最低気温-2℃ 最高気温5℃の予報
6時26分発 代々木上原発の小田急線に乗って、
7時39分 新松田駅に到着。

新松田駅は先月の大野山登山の最寄り駅。ここから、丹沢の山々への
バスがたくさん出てます。

トイレに行っている隙に登山客でぱんぱんのバスが出発していった。私たちが乗る「寄」(やどりき)行きのバス。
今日は人が多いため、増発便が一足早く出発したのでした。

まごまごしていると係のおじさんが、「梅園行き(寄行き)はこっち!」と案内してくれる。すでに並んでいた5,6人の後ろに並ぶと、私たちの後ろにつらつらと、またたく間に50人くらいが並んでいく。
みたかんじ、平均年齢55歳くらい。女性が多め。

バスの通路は登山者でぎっちぎち。
都会の通勤時間のバスより密度が高い。

2月は蝋梅が見ごろのため、蝋梅園と登山をセットにやってくる
登山客が多いのだとか。1年を通じて、今が一番登山者が多いんだそう。

花の移ろいは、こんな感じ。
1月半ばから2月半ばは蝋梅
2月半ばから3月半ばは梅
3月末から4月頭が桜。

7時55分 時間通りに寄行きのバスが出発。(富士急モビリティバス)
8時13分 田代向バス停(寄の一つ手前)で下車。540円
降りたのは12人ほど。

バス停の近くに中津川という川を渡る橋がある。
その橋を渡ったところに道案内の看板があります。

松田町寄自然休養村案内板 まだ見ぬお山がいっぱい。                   本日の目的地はちょうど真ん中あたりのシダンゴ山


山里らしい、軒先に畑道具などを干している民家などを通り抜けると、
登山道入り口に到着。スマホが通じるので、地図アプリを見ながら行けるのは安心。

人里を離れても舗装された道が続く…


登山道入り口。右側の階段を上っていきます。舗装道を登っても頂上へ行ける。


登山道入り口から宮地山~シダンゴ山~下山


今日のルートは
宮地山からシダンゴ山へ縦走して、寄(やどりき)バス停へ降りていく。
下の地図の②-③-④-⑤-⑥-⑦の順番どおり。
コースタイムは約3時間半。


8時54分 宮地山入口 到着
9時15分 宮地山頂上(512m) 着
宮地山の頂上は開けた広場のようなかんじ。


つづら折りの道。ちょうど真下を歩くChi-さんたち。


宮地山頂上付近


宮地山からシダンゴ山へのルートは、技術を要することなく行けるので、私ペースで先に行かせてもらう。
前にも後ろにも人がいない、静けさの中、聞こえるのは、
靴が地面を踏みしめる音と、
ストックを地面に突く音と、
呼吸の音と、
自衛隊の演習の砲弾音


倒木に阻まれている箇所もあり
鉄塔の下を潜り抜けると、舗装道に出ます。
舗装道を登りきると、また登山道になり、登りきるとシダンゴ山頂上です。

10時20分 シダンゴ山頂上(757.9m)
頂上からは、富士山の冠雪部分が見える。

途中ですれ違った登山者に、
頂上、どうですか?って聞いたら、
指で三角つくって、
これくらいの白いヤツが見えた。
って教わっていたので、富士山に気付いたけど
聞いてなかったら、雲だと思うだろうな・・

シダンゴ山頂上の祠と由来。シダンゴとは、この地域(寄)に仏教を伝えた仙人の名前


指の間にある白いヤツが富士山


20分後、Chi-さんたちが登頂してお昼ごはん。

11時 下山開始
12時40分 中津川の橋に戻る

シダンゴ山から寄へ下っていく。


山のイノシシが降りてこないように柵が設置されている

ロウバイ祭り

そして、お目当ての蝋梅を見に、梅園へ。
小高い山一面が蝋梅の小さな黄色い花で埋め尽くされている。
その数2万本。
寄ロウバイ祭りが開催中(令和7年1月18日~2月16日)入園料500円

近づくにつれて、蝋梅の甘い香りが濃くなってくる。
蝋梅の切り花が500円で売られていたけど、私たちの手前で売り切れてしまった。手に入れたいなら、午前中に行くのがよさそう。
家に飾っておくと、しばらくこの香りで包まれるんだとか。

黄色い可憐な花が満開。甘い香りに誘われる

13時40分発 寄バス停 (始発)発
14時 新松田駅着

駅前のチェーン店の居酒屋で下山めし。
15時くらいになると、同じような登山姿の中高年女性たちが、下山後の一杯を求めてほぼ満席に。。

16時25分 新松田駅発 
17時40分 代々木上原着

シダンゴ山、どんな山だった?

体力にちょっと自信がある人には物足りないかも、ですが、冬の日差しが木々の隙間からキラキラと降り注ぐ景色や、自分の足音しかしない空間などを楽しむことができた。体力に余裕があるからこそ、日常の振り返りがしやすく、迷いや悩みに真摯に向き合うことができました。
自然の中に身をおくと、思考がポジティブに働くみたい。
日常生活だと、悲観的になりそうなことも、
なんとかなるか!と思えてきます。

登山レベルがバラバラなメンバーでも、楽しめる山です!
この日、行く先々で鉢合わせになった、
80代の5人グループ。
シダンゴ山は5回目だそう。
60歳から100名山を全部回ったという先輩方。
これからよ~~!今が一番楽しいわよ~~!
と声をかけていただきました。

目標は90歳になっても、自分の足で山に登っていたい。
体力に合う山がどれか、
その時々に合う山をセレクトするには、

いろんな山を登っていないと。と思う。
だって、ガイドブックに書かれているレベルは、
初級・中級・上級と3区分。
初級でもつらいところはあるし。
やっぱり経験しておかないと。

さて、今回の持ち物リスト


〇ウエア
・アンダーは先日購入したミレーの半袖
・モンベルのウールTシャツ
・ミドルレイヤーはモンベル
・アウトレイヤーはマウンテンハードウエアのゴアテックス
・アンダーパンツ ユニクロのヒートテック
・パンツ モンベル

・ザック(20リットル)
・ストック
・ヘッドライト
・防寒シート
・ダウンジャケット

〇山行食
・おにぎり2個
・お菓子
・飴
・ナッツ
・羊羹

〇小物
・タオル2本と手ぬぐい1本
・ニット帽
・サングラス
・耳当て
・手袋(アンダー用)

・サコッシュ
・地図(丹沢)
・お金(5000円)
・PASMO
・日焼け止め
・ティッシュ

あ、最後に、この山にはトイレが少ない!
頂上にトイレないです。要注意!







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