時々思い返してしまうこと

 目標の持ち方

 時々、ふと昔を思い出して考えてしまうことがあります。中学生の頃のことです。
中学一年生の私の成績はパッとせず、テストでもイマイチな点数でした。しかし、二年生になると、何がきっかけかは忘れてしまいましたか、勉強することが楽しくなり成績があがってたのです。好きな科目とか自分がやりやすい事だけを主に勉強していた気がします。問題が解けると嬉しかった記憶があります。
 さらに三年生になると受験となり、希望の高校に行けるように勉強していました。結果的には希望通りの高校に行くことはできました。でも、良かったのはそこまででした。 
 希望の高校に入学できたのに、私は残念な高校生になっていました。高校に入ってからは全く勉強などせず、ひどい成績でした。それでも何も気にせずに高校生活を送っていました。
 後悔をしてるわけではないのですが、なぜそうなってしまったのか時々考えてしまうのです。
 あのときの事を振り返ってみると、何のために勉強をていたのかと言うと、それは希望の高校に入るためだったのです。目標がそうなってしまっていたからなのです。希望通りの高校に入った私は、目標を達成してしまったのです。そしてそれに満足してしまい、目標がなくなってしまったのです。
 先を見据えた目標ではなく、目先の目標だったのです。当時の自分にその先の目標を見据えることなんてできなかったと思いますが、もし、普通に勉強をして、大学にでも行っていたら、今はどんな人間になっているんだろうと思ってしまうことがあります。
 目標がなかった自分に大学に行く気持ちなんか全くなく、専門学校にすすみました。今でも大学に行っとけばよかったなんて安易に思いませんが、大学どうのこうのでなく、それなりに勉強をするなど充実した高校生活を送っていればもっと人生の選択肢は広がっていたのだろうと思います。選択肢が増えていれば、今の仕事に辿りつかなかったかもしれませんが、別の何かを得ていたのかもしれません。
 今思えば、無駄に過ごしてしまった高校生活。その無駄があったからこそ、介護の仕事にたどり着いたと思えば、無駄は無駄じゃなかったと思えることもできますが、勉強に限らず毎日充実した日を送くる努力は常にすべきですね。

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