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光と闇の戦い / #青ブラ文学部

#ショートショート  本文1042文字)

 異次元の魔物たちの世界が突如出現した。ブラック魔王とその三幹部、ブラックキング、ブラッククイーン、ブラックジャックは、多くの魔物たちを率いてこの世界を破壊しようと攻めてきた。

「ヒデカズ、奴らが世界を滅ぼす重要人物が特定できたかもしれない」
「カナコ、よくやった!」
「前回の戦いで魔王から奪ったメモの闇文字がやっと解読できたのよ。ほら」
 カナコが差し出したメモには『紅一点の魔物が世界を滅ぼす』と書かれていた。

「さすがです、カナコさん。魔王ではなく、紅一点のブラッククイーンがカギなんですね。彼女を倒せば世界は守られるのではないでしょうか」
「キムラの言う通りだと思うぞ。とにかく、ちゃっちゃとやっつけちゃおうぜ! な、おまえもそう思うだろ、ユウ」
「うん。ぼくもキムラさんやコムロさんの意見に賛成だよ。魔物たちをやっつけに行こうよ、ヒデカズ」
「よし! 俺たちで奴らの城に攻め込もう!」

 5人は魔王と幹部たちの住む闇の城へ忍び込んだ。だが、城の中では武装した何百何千という魔物たちが待ち構えていた。

「おまえたちがやってくるのはわかっていた」と魔王が笑う。「さあ、魔物ども、やってしまえ!」 魔物たちがいっせいに5人に襲いかかる。

「なぜ、俺たちが来るのがわかっていたんだ」
「そんなこと言ってる場合じゃないぜ」
「さっさとやっつけてしまいましょう」
「うん」
「行くわよ」

 5人は左手にスマホを持ち、宙で『へんしん』とフリック入力した。その瞬間、まばゆい光が5人を包み、5色のコスチュームをまとったヒーローが現れた。

「青ブラレッド!」
「青ブラブラック!」
「青ブラグリーン!」
「青ブライエロー!」
「青ブラピンク!」
「われら、青ブラ戦隊、ブンガクジャー!」

 ブンガクジャーは下っ端の魔物を倒しつつ進み、5人がかりで紅一点のブラッククイーンを倒した。

「これで世界は救われた。紅一点の魔物を倒したぞ!」
 喜ぶブンガクジャーだったが、ブラック魔王は不敵に笑う。
「何を勘違いしている。紅一点の魔物はブラッククイーンではない。それはおまえたちの中にいる」

「何? 紅一点の魔物が俺たちの中に? まさか、ピンク、おまえが……」
 レッドがピンクの方を向いたとき、魔王が指さして叫んだ。

「紅一点の魔物は……レッド! おまえだ!」

「ギャー!」
 レッドは、悲鳴を上げ、魔物のように醜悪な形相で強大な力を解き放ち、あっという間に世界は滅亡した。

 こうして、レッドの力によって魔物たちの世界が滅んだため、元の世界に平和が戻った。

レッドだけが赤いってことね。
滅んだのはそっちの世界か。
まあ、よかった、よかった。(棒読み)

#なんのはなしですか

はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
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主宰: #山根あきらさん
企画: #青ブラ文学部
お題: #紅一点の魔物

どうでもいい話を書いてしまいました

では、今日はこのへんで。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。

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