2021年2月16日(火)
図らずも4連休が終わるので
今日はパソコンからしっかり書いてみます。
このキーボードは「U」が効き辛いので、
制約は依然として残ります。
毎日のように言っていますが、
今日も山口は小春日和でした。
本当は数日後の寒の戻りに合わせるように
少しずつ寒くなっているのですが
俺の体はまだそれに気付いていないので
大丈夫です。大丈夫ですか?
「寒の戻り」っていう日本語好きです。
古い言い回しだと思うんですが、
代替できる単語もないし
長生きしそうな所が好き。
「夕立」「驟雨」は完全に
「ゲリラ豪雨」に取って代わられたので、
「寒の戻り」君には頑張ってほしいなあ。
取って代わった言葉といえば
「山茶花」ですね。
元は「さんさか」だったらしいんですが、
あんまりに皆が間違えるもんだから
「さざんか」で定着してしまったそうです。
いずれ「ふいんき」も「ふんいき」に
取って代わるのでしょうし、
「水野真紀」と「水野美紀」
「エレベーター」と「エスカレーター」
これらはどちらか一方に
統合されるはずです。
むしろなぜ今日まで分かたれたままなのか。
でも、今日は好きな歌の話でも
書こうと思ってたので、
俺が未だにエレベーターと
エスカレーターの名称を
スッと区別できない話題はここまでです。
そもそも10年以上この話題使ってます。
さっき山茶花の話が出たことで、
職場の玄関に植わってる
山茶花を思い出しました。
花の出てくる歌にしましょう。
花は好きです。
名前を知ってる花は少ないですが、
少ないながら名前を覚えると
一層愛おしく思えるところが特に好きです。
綺麗なものの名前を
口にするのは楽しいですよね。
花や星や、セクシー女優。
その名前に愛を込めて呼びたくなります。
こちら、踊ろうマチルダさんの
「季節は変わる」という曲です。
呼び甲斐のある名前。美しいですね。
花はちょっとだけ出てきます。
庭に咲いてた花が枯れます。お楽しみに。
仙台の街で泥酔して深夜男子寮に帰る途中、
いつも通りかかる東北大の敷地に
桜が一本ありました。
2月の半ばだとまだ早いですが、
向こうの春先になると蕾が見え始めて、
「そっか、この樹は桜だったな」と
毎年そのことを忘れては思い出して、
嬉しくなっていました。
その後、一人暮らししていた
アパートには寒椿があって、
俺の部屋と通りの間にあったので、
俺だけの特権みたいに思えて
なんだか誇らしかったです。
うんと小さい頃、
祖母が庭に咲いたトケイソウを
悪戯っぽく見せてくれた記憶があります。
サイケデリックというものに
初めて触れた瞬間でした。
皆さんに、この甘い匂いをさせる花が
キンモクセイだよと
教えてくれたのは誰でしたか?
たぶん誰かに教わったはずなのに
思い出せません。
でも、俺はあの匂いが嫌いなので、
そいつのことはあんまり
好きじゃなかったのかなと思います。
そんな俺の記憶の中で咲いてた花たちは、
やっぱり枯れて散ってしまったんでしょう。
どれも最後まで見届けた覚えはありません。
きっと形を変えたはずです。
じゃあ、その時、
その花と同じ場所にいた俺は、
枯れるなり花開くなり
しているのかと思うと、
そこまで形は
変わっていないように思います。
暮らす場所が変わって、会う人が変わって、
食べるもの、着るものが変わって。
それこそ庭に咲いてた花が枯れるみたいに、
身の周りにあるものばかりが
変わっていきます。
年年歳歳花相似 歳歳年年人不同
なんて言いますけれど、本当でしょうか。
人にとっては、自らの姿が
移ろいでいくことよりも、
近くにあった花との距離が
変わってしまうことの方が、
大きな変化に思えます。
年年歳歳~ は、年老いた男の
読む詩なので、
アラサー程度の変化では
まだ心境が追い付いていないのか。
もしくは、自分自身の変化から
目を背けているから
あまり変わっていないように
自覚しているのかもしれません。
もしかしなくてもこれですね。
でも仕方のないことです。
自分が変わってしまうのは怖いです。
あんなに勇敢なサトシのピカチュウだって
ライチュウになるのは嫌がってました。
アラサーの俺チュウに
同じことを求められても。
それに、変わっていくのが怖いもの同士、
お互いに近づいたり離れたりしながら
生きていくのも、
なんかロマンチックだと思いますよ。
星みたいで。
10年経っても同じこと言えたら
大したもんですよね。
大した社会不適合者。
大した黄昏流星群です。
こうして色々と書いてみると、
ますます人間的な成長・変化が
必要だなと痛感します。
よし、頑張るぞと、夜は決心する時間です。
とりわけ春の夜ともなれば。
最後にもう一曲、
先ほどと同じアルバムから
「春は夜に咲く」という曲です。
春や夢、恋、希望、新たな決意。
夜に花開くものたちは
決まって星のように孤独に輝いて。
そして夜明けと共に
儚く散り消えます。
明日もきっと、なーんにも変わらないね。
クズ太郎。
へけっ!(恐縮)
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