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スタジアムからの観戦記:バックス対スクラム?(10月31日 法政対日大)
この週末は廃人週末。ラグビー4試合、サッカー1試合観戦の予定。
まずは最初の法政大学対日本大学のラグビーを秩父宮で。第2試合の前にスタンドからどこよりも早いマッチレビューを(笑)。
伝統的に法政はバックスのチーム。日大はスクラムが強いチーム。リーグ戦版の早明戦みたいな感じですね。
バックスの法政、スクラムの日大?
ところが今日は法政のフォワードが強かった。いきなりスクラムでペナルティ取るは、モールも押せていた(トライも取った)。バックスも伝統の広くて深いラインで、ボールを動かしながら攻めていた。
日大のバックスも留学生の突破力もあり、なかなかのものだった。
フォワードはレフェリーとの呼吸が合わなかったみたいで、アーリーエンゲージが何回か。このあたりは要改善ですね。
ボールが動く、見ていておもしろい試合
ゲームプランはお互い似ていて、ブレイクダウンは一回か二回でそのあと大外に思いきってボールを回す。大外はゲイン出来ることが多い(ただし継続できるとは限らない)から、見ていておもしろい試合だった。ショートラインアウトからアタックラインにいるフランカー突っ込ませてゲインするパターンが両方とも多かった。
そこから横に展開することが多いのだけれど、ノックオンで中断することもしばしば。そこは残念でしたね。
ただ、ブレイクダウンではお互い立ってプレイする意識が強かったのは良かったと思う。
バックスでは、お互いにダブルラインを使うことはあまりなかった。日大が一回、法政はラインは組んだけどボールが来なかったのが一回かな。
勝敗のポイント
最終スコアは35-22で日大の勝利(前半21-7)。
全体的な印象を端的に要約すると、法政がうまく流れをつかめなかった試合と言える。前半立ち上がり、スクラム押せたのでゴール前でスクラムにこだわって攻めたのに逆にコラプシング。
後半立ち上がりもモールでのビッグゲインをきっかけに攻め込むがトライ取れず。その直後も狙える位置からのペナルティをタッチに出そうとしたのだけれどノータッチ。あと、やはり後半の攻め込んでいたときに食らったインターセプト。
三回あった狙えるチャンスを入れていれば九点で35-31になっていた。何より攻め込んでいたのに取れなかったことで流れを手放したのが痛かった。
ということで、「攻め込んだら点を取って戻ってくる」というラグビーの試合運びの基本を改めて確認した試合だった。