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「間合い」の重要性:最速のマッチレビュー(11月1日 関東大学ラグビー 早稲田対帝京)

廃人週末二日目。まずは関東大学対抗戦ラグビーの早稲田対帝京。第2試合開始前の最速レビュー(笑)。

去年はノーサイド寸前のトライで早稲田が逆転した試合だが、今年は後半になって差がついてで45-29で早稲田が勝った。こういう風に点が入る試合は単純におもしろい。

フォワードは帝京が優勢、バックスは早稲田が優勢というのがまあ全体的な構図だが、早稲田のフォワードも頑張ったし、帝京のバックスも素晴らしかった。

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ポイント上げるとすれば、両軍に続発したミスを得点に結びつけられるかどうかというところと、早稲田のスタンドオフのプレーだろうか。

防げる反則は減らそう

帝京はブレイクダウンでの反則が多すぎた。ノットロールアウェイ4回というのは多すぎるだろう。早稲田もキックオフレシーブでのノックオン4回というのはいただけない。ラインアウトも、ノットストレート2回、スローミスでのボール喪失2回。この辺り、きちんとスキルを上げていって欲しい。

帝京のダブルライン攻撃

帝京はフォワードはもちろんだが、二次攻撃、三次攻撃で仕掛けるダブルラインが効果的だった。早稲田も中からよく戻って止めていたが、ダブルラインでゲインされ、フォワードで押し込まれる形が何回かあった。

特に、後半半ばに、かなり外目で仕掛けた帝京のダブルラインは効果的だった。早稲田の選手にパスしたミスがなければトライだっただろう。

スタンドオフ、吉村の「間合い」

早稲田は、スタンドオフの吉村のプレーが目を引いた。パスを出すときも素直に出すのではなく間合いをギリギリまで引き付ける。プレッシャーが弱ければキックも使う。ターンオーバーやイーブンボールからのボール確保の時は、ディフェンスが整う前にウイングまでボールを運んで走らせる。こういった状況判断の速さと的確さが印象に残った。吉村自身がディフェンダー引き付けているから外にスペースが出来ている。単なる判断だけでなく、この「間合い」の感覚が素晴らしい。

その他

・前半立ち上がり早々、昨日の法政同様に早稲田がスクラムで優位にたち、ペナルティでスクラム選択。結局トライまで行けたのが大きかった。だからといってスクラムの優勢が続かないのがおもしろいところ。逆に自陣5mマイボールスクラムでスクラムトライなどということも。。。

・前半は両方ともミッドフィールド中心であまり外(エッジ)にボールを回さなかった。後半になって、吉村がタイミング見て積極的にエッジにボールを回すようになり、かなりビッグゲイン出来るようになった。しかも外で捕まってもボールを継続できていたのがポイント。

・早稲田はときどきチョークタックルを試みていた。後半終了間際のモールアンプレイアブルはそれが成功したもの。



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