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7年ぶりのシンガポール、Sim Lim Squareの中古スマホが意外と充実
COMPUTEX 2023のあとはシンガポールへ。CommunicAsia 2023の取材です。CommunicAsiaはコンシューマーよりもB2B向けなので大きなネタはなさそうなのですが、ここ数年シンガポールにも来ていなかったし、そもそもコロナのせいで渡航もできなかった、なので今回久々に来てみたのです。
そんなわけで台北から夜行便で到着し、初日の昼間にいくつかお店を回ってみました。昔の感覚で「スマートフォン見ても面白くないよな」なんて思っていたら、意外と楽しく滞在をもう1日伸ばすべきだったと反省。まあまた来ましょう。
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シンガポールのモバイル事情はここでもiPhoneは人気。まあそれはさておき香港と比べると中古が少なく、また輸入品もあまりありません。香港よりいいのはOPPO、vivo、realmeが頑張っているあたりでしょうか。でもそれは最近の話。コロナ前はシンガポールにも結構頻繁に通っていましたが、年々つまらないなあと感じてしまっていたのです。
今から10年以上も前なら、まだデッドストック品がどこからから出てきており怪しい端末がごろごろしていました。あのSiemensのXelibriのデッドストックがSim Lim Sauareにある!なんて喜んで買ったりしたものです。しかしだんだんそれも無くなっていきました。最大の理由はシンガポールの環境でしょうね。香港は隣に購買力のある中国があるので、香港人が買い替えた端末は中国にも流れていきます。また中国で面白い端末が出てくればすぐに香港に輸入されます(マニアが多い。スマホ趣味は一般の趣味です)。一方シンガポールは周辺国の所得が低いからシンガポールから中古端末が出ていきにくい、また中国からの輸入もコストがかかります。
「シンガポールで正規販売の端末を買い、シンガポールで中古で売り、売られた端末はシンガポール内で消費される」という閉じたサイクルなので、中古売買も盛り上がらないのでしょう。
てなことでコロナ前も、シンガポールに来てもお店巡りはほとんどしなくなってしまっていました。前回の2016年は2泊のみ、前々回なんて台北から夜行でついて夜行で帰る、つまり昼間取材しただけ(COMPUTXとCommunicAsiaの日程がまるかぶりしていた)。スマートフォンを見に行く時間もほとんど考えていませんでした。
なお海外渡航中に1日だけ海外に飛ぶってのは、2015年4月15日、ミラノでミラノサローネを取材中、ロンドンでファーウェイの発表会があったので日帰りでミラノロンドンを往復したこともあります。まあ体力さえ持てばなんとかなるものです。
シンガポールでスマートフォンを見るとなると、こんな感じでした。
・Funan Centre:街の中心。PCメインだけどスマホ屋もあり。2016年に閉鎖
・Suntec City:ショッピングモール。スマホメーカーのお店いろいろあり
・Bugis Junction:ショッピングセンター。スマホメーカーちらほらあり
・Sim Lim Square:PCショップビル。スマホ屋あり
・Mustafa Centre:インド人向け24時間ショッピングセンター。インド向けのスマホ売ってる
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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