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KMBのマスク自販機で香港バスグッズとオリジナルマスクを購入◆Vol.124
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今や外出するのに手放せなくなったマスク。日本ではマスクが買えない時期がありましたが、香港はどこからか輸入してくることで常にマスクは供給されており、値段はさておき「どこにも売っていない」ということは(自分が不在だった2月から4月も)なかったようです。今や薬局の店頭はマスクだらけ、価格も50枚でHK$100(1400円)を切っており、段々と適正価格に戻りつつあります。
このマスクは様々なメーカーも参入しており、日本ではシャープのマスクの話が知られていますよね。香港では九龍半島を中心にバスの営業を行っているKMB(九龍巴士、カオルンバス)が自社ブランドのマスクを作って話題になっています。
KMBのマスク生産は運転手など前線で仕事をする9000名の社員向けに、新界の屯門で4月から開始しているもの。マスク生産の子会社を作り、1日1万個を生産しているそうです。当初は社員向けに配布していましたが、6月25日からは1か月乗車券の購入者へ30個入りのマスク1箱を無料進呈、また市内に自動販売機を設置して10枚HK$20(280円)で販売を始めました。
この写真はバス車内の1か月乗車券購入で無料進呈の案内。30枚箱入りは箱もオリジナル。自販機はビニール袋に小分けして販売しています。
自販機ではマスク以外にもKMBグッズも売っているらしく、さっそく買いに行ってみました。設置場所は4か所。
・紅磡海底隧道收費廣場(香港島方向)
・大欖隧道轉車站(元朗方面)
・屯門公路轉車站(屯門方面)
・屯門公路轉車站(九龍方面)
市内から近いのはホンハムトンネル(ホンハム駅直結)。紅磡海底隧道收費廣場のKMBのサービスセンターのところに自販機が設置されています。しかし自分が行ったときは夕方でちょうどマスクの補充中。しかも数名のお客さんが待っている状況。意外と知られているのかも。15分くらい待ちましたが補充が終わらないのでこの日は断念。
あらためてマスクを買いに行こうと思いましたが、どうせなら久々に遠出して屯門公路轉車站に行ってみることにしました。ここは屯門に住んでいるときはよく使ったハイウェイ上の乗り換えターミナルです。天気がいい日だったので深水歩からピクニック気分でバス(59X)に乗って出かけました。
屯門公路轉車站までは結構早く、30分くらいで到着します。香港各地から屯門各地行きのバスを相互に乗り換えでき、運賃も割り引かれるので便利な場所です。とはいえここはただのバス停、ハイウェイの上なので何もありません。ただ見晴らしがいいので午後のまだ明るい時間ならここでわざわざ一回降りて、ちょっと一休みしてから帰宅したこともありました。ベンチもあるので休憩もできます。
眺めはこんな感じ。悪くない場所です。
ここにはひっきりなしにバスが到着します。なお上りは逆に、屯門エリア各地から来たバスをここに乗り換えると、新界・九龍・香港島の各地へ直行できるわけです。
さてマスクの自販機はバス停の一番手前側にありました。ここもKMBのサービスセンターがあります。
自販機の中には10枚HK$20のマスクがずらりと並んでいます。購入はオクトパスカードのみ。香港って自販機はほとんど無い都市ですが、たまにあるものも現金は使えずオクトパスカードのみのものが大多数。最近はQRコードが読めるものも少しずつ増えています。オクトパスカードの残高が無い場合はもしかしたら横のカスタマーセンターでチャージできるかも。
また自販機の下のほうにはKMBグッズが。バスの模型はTinyのものでスケールは1/120だったかな、数モデルが入っていました。他にはKMBのオリジナルグッズとしてバス型USBメモリ(45番)も販売しています。
自分は記念にマスクとUSBメモリを買いました。香港土産にもいいですね。
さてここから街中に戻るのはちょっと大変。というのも屯門公路轉車站のこの下りバス停(バスターミナル)はハイウェイの上。帰るためには上り方面に移動する必要がありますが、向かいではなくやや離れたはす向かいの地上に上りのバス停があるのです。しかも間には川が流れているので簡単に横切ることができません。
そのため、ここから戻るならまずは地上へ降ります。実はハイウェイを通らず地上をずっと走る各駅停車のバスもあり、そのバスもここで乗り換えができるようにと、地面側にもバス停があるのです。
そして地面のバス停からハイウェイをくぐって10分弱歩くと「Tai Lam Chung 大欖涌」バス停に到着します。ここからは61Mが荔景北、962が銅羅湾などへ走っています。これらのバスに乗れば街中へ折り返しできます。
*紫が徒歩ルート。Tai Lam Chung 大欖涌のバス停まではちょっと歩きます。なおそこからバスに乗ると黄色いルートで市内へ南行してくれます。
まあそのまま屯門へ出て、そこから西鉄線で帰ってくるという手もありますけどね。それよりもマスクの自販機を体験するならわざわざここまで行かなくてもホンハム海底トンネルの自販機へ行ったほうが楽です。でもちょっと気分転換したいときなどはバスで遠くに行くのもいいものですよ。
今回は以上です。この下に文章はありません。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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