![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154346025/rectangle_large_type_2_4b88fb103b8b428e208f232072914473.jpeg?width=1200)
IFA2024、スマホはHONOR、TCL、HMDや謎製品もあり豊作だった
IFA2024の取材が終了しました。そして香港に戻ってからそのままソウル経由で、現在日本に来ています(香港の自宅に一度帰宅せず日本へ)。
今年のIFA2024の取材は、メディアデイの前日にベルリン着。そして会期最終日にベルリン発。前後に余裕が無かったこともあって、取材に追われてクタクタでした。まあ後ろは日本に来なくてはならないので仕方なかったのですが、入りはもう1日早めるべきでした。おかげでベルリンの家電店巡りは少しだけしかできていません(前回「これから家電店に行く」と書きましたが、SaturnとMediamarktを軽く回った程度)。
さてIFA2024の取材目的はもちろんスマートフォンなわけですが、スマート家電、SDGs・エネルギー関連も勉学のために見て回りました。当初はゆっくり回れると思ったのですが、スタートアップ系は話を聞いているとあっという間に時間が過ぎていくので結局最終日もぎりぎりまで回るくらい時間が足りないという状況。まあこれはどの展示会でも同じですが。
スマートフォンに関しては、HONORがMagic V3グローバル版発表会を行うくらいしか事前情報はありませんでした。こちらは昨年同様大きいホールでの発表会。ヨーロッパでは前モデルMagic V2の売れ行きがサムスンの折りたたみより良かったなんて報道もありましたが、HONORの折りたたみモデルの出来の良さは実際に背品を触れば誰もが体感できるレベル。今回は世界最薄サイズということもあり発表会も盛り上がりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1726353301-GQrImNhqgzwWoxKuknLcs3Ci.jpg?width=1200)
ブースの来客も去年より多く、Magic V3はGalaxy Z Fold5のかなり強敵になりそう。
![](https://assets.st-note.com/img/1726353370-dCZFLbOQpV0NRvs1wWDTehHy.jpg?width=1200)
IFAの開場であるメッセ・ベルリンはホールが27個+α(番号無いホールとかもある)もあって回るのは大変なのですが、今年はホールごとにテーマを決めて企業ブースを設置していました。もともとはそうだったのでしょうが、年々入れ替わっていくうちにごちゃごちゃになっていたわけです。
HONORの入っていたホール6-2は「Communication」ホールで、他にグーグルとTecno、Ulefoneなどが入っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1726353748-Icp9iWY1vGA3sC5lFQfnhMD2.jpg?width=1200)
TecnoはIFA2024の直前に3つ折りモデルのコンセプト「PHANTOM ULTIMATE 2」を発表しましたが、ブースには展示無し。去年も同様に直前にローラブルのPHANTOM ULTIMATE」を発表したもののIFA2023への出展は無く、年明けのMWC2024で実機を見せました。ということで3つ折りのPHANTOM ULTIMATE 2も来年2月のMWC2025で披露されるのでしょう。
まあ3つ折りに関してはファーウェイが「Mate XT」を9月10日に発表しちゃったので、今回はモックだろうが何もださなくてもよかったのかもしれません。
ということでTecnoブースはPCオンリー(+犬)でした。スマートフォン取材ができなかったのはちょっと残念。
![](https://assets.st-note.com/img/1726353779-q1Ly7pjW6UxNtZ8Rvzeh9Mfu.jpg?width=1200)
ノーチェックだったのがTCLのNXTPAPERの新モデル、「TCL 50 Pro NXTPAPER 5G」。電子ペーパーに変わる目にやさしいディスプレイであるNXTPAPERのスマートフォンです。自分の記憶が正しければ前モデルのTCL 40 NXTPAPERシリーズはまだ画面がやや暗い印象で、液晶や有機ELと比べるとまだ及ばないという感じでした。ところが今回発表されたモデルはブースの明かりが明るかったからかもしれませんが、かなり明るい表示で普通に使えると感じられるレベル。
![](https://assets.st-note.com/img/1726353967-9XYDSxrudbyFPvZ73i6G8ETH.jpg?width=1200)
スペックシートを見ると、TCL 50 NXTPAPER 5Gは550nits、TCL 40 NXTPAPERは450nitsとのこと。10nitsの差がどれくらいかはさておき、体感的に新製品のディスプレイは不自由なく使えます。
ここから先は
山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?