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輸入代行業者からのスマホ輸入がNGに◆Vol.177
4月5月と閑魚(Xianyu、中国版メルカリ)でスマートフォンを立て続けに買っていましたが、今後それができなくなってしまいました。代行業者のBuyandshipで「スマートフォンは輸出できない」とのこと。
*そのため、過去のnoteの関連エントリも頭に注釈を入れました。
去年香港に戻ってきてから、TaobaoやTmallでスマートフォンを買って、輸出代行業者Buyandshipを使い香港に送っていました。しかし先日、スマートフォン1台をいつものように閑魚で購入し、Buyandhsipの倉庫(広東省・東莞)に到着するまでトラッキングしていたところ、「受け取り拒否」と表示されたのです。
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理由はわからずそのまま見ていたところ、なぜか翌日には無錫(上海に近い場所)へ発送。そして翌々日にはBuyandshipの倉庫(東莞)に到着。なにかの間違いかな、と思ったのですが、まあ倉庫につけばOKです。
ところが倉庫に到着後に今度は香港への発送作業が一向に進みません。通常は2-3日で入荷連絡が来て、香港へ発送されるのですが1週間待っても動きませんでした。
そこでチャットで問い合わせたところ「スマートフォンは輸出できないので受け取り拒否した」とのこと、、、え、、、
まあ規則でそうなっているなら仕方ないとはいえ、こちらに何の連絡もなく受領拒否。うーんこれには参った。
チャットの問い合わせでもはや受領拒否したものをあれこれできるとは思いませんが、「今まで受け取れていた」と質問すると、「スマートフォンは禁止品目、なぜなら『Suspicious or Non-disassemble items』なのでNG」と。Suspicious or Non-disassemble itemsは中国から輸出できないのですが、なぜにスマートフォンがそれに相当するのか、、、
さらに「最近中国税関のチェックが厳格になっている」とのこと。
そして「荷物がどこにあるかセラーに確認してくれ」と。トラッキング上は「東莞着(受け取り拒否)」→「無錫」→「配達完了」なんですが、トラッキングの地図上はBuyandshipに届いているのに、どうやら無錫のどこかに届いているらしい。ああもう面倒(詳細は後半で)。
結局、今まではスマートフォンを買ってもたまたま輸入できていただけで、実際はダメだと。ということもはやBuyandship経由でスマートフォンを買うことは一切できないということになります。今までいろいろなものを買ってきましたが、毎回毎回テストを兼ねて「これは大丈夫だろうか?」という繰り返しでした。過去にスマートフォンを購入したときも「スマートフォンは輸入できるだろうか?」との確認であり、万が一輸入できなくてもダメージの少ないものを買ったりしていたのです。
そうやってテストを繰り返して今に至り、スマートフォンは輸入できていたのですが、これまでが実はイレギュラーだったということのよう。
ちなみにほかの代行業者を使おうと思い、輸出禁止製品を見るとスマートフォンやタブレットはNGと明記してあるところがあります。Buyandshipもしっかり「スマートフォンはNG」と書いてほしいところですが、、、
なお新品であれば、JDやTmallで香港直送してくれるところはあるので、中国からの輸入は引き続き可能です。しかし閑魚に出ているお宝ともいえる古いスマートフォン・携帯電話は香港へもってくることは無理そう。
ということで、今後中国から物を買うときはこうなります。
・新品スマートフォン:香港直送の店なら香港へ送ってもらう。香港直送NGなら、中国の友人宅へ送ってもらう
・閑魚で見つけた中古スマートフォン:香港発送しないセラーが多いので、中国に住む知人宅へ配送
・スマートフォン以外:Buyandshipで今まで通り転送
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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