ラスベガス到着後、プリペイド5Gスマホを2台購入
買う必要ないんだけどね、ついつい。
アメリカでの通信回線はソフトバンクのアメリカ放題を使っています。データ3GB契約980円/月をアメリカ用だけに維持。普段は日本でもこの回線は使いません。ぶっちゃけ「1年間約1万2000円でアメリカ使い放題」の回線ってことです。まあアメリカには年に2-3回はいくでしょうから、1回当たり4000-6000円の計算。悪くないです。
なのでアメリカでは別途SIMなどを買う必要は無いのですが、CESに通い始めて10年以上、アメリカに来たら何かしらプリペイドのスマートフォンを買っています。理由は「何か買いたいから」w。
アメリカのプリペイド端末はSIMロックがあるのはもちろんですが、時には10ドルなど激安の商品もあります。型落ち品などを安価に放出するんでしょうね。なのでスマートフォンというよりも、コンビニでお菓子でも買うような感覚で買いたくなっちゃうわけですよ。
プリペイドスマートフォンはMVNOが特に力を入れていますが、購入層は低所得者。安い端末で顧客を獲得して回線を使ってもらおうという考えなわけです。
一方では大手のMNOも安価な自社ブランドスマートフォンを出して同じようなことを行っています。とはいえメーカー製端末を仕入れたほうが安上がりでもあり、最近はやや下火。唯一続いているのはT-Mobileの「REVLL」シリーズかなあ。
ということで12月中旬にアメリカのBest Buyやら各通信キャリアのプリペイドスマートフォンをチェックしていたら、気になったものが2機種出てきました。
まずはBoost Mobileの「Summit 5G」。定価USD99.98、100ドルを切る5Gスマートフォン。Dimensity 6100+、4GB + 64GB、ディスプレイ6.6インチ1612x710、90Hz、バッテリー5000mAh。カメラは13MP+深度測定。2024年11月発表で比較的新しい。Best Buyでは単品で約50ドルで販売(SIMロックあり)。
もう1つはT-Mobileの「REVLL 7」。上位機種「REVLL 7 Pro」もあるのですが性能の差は小さめ。デザインはProのほうがいいのですが、まあ安い方がいいでしょう。
Snapdragon 6 Gen 1、6GB + 128GB、ディスプレイ6.85インチ 2408 x 1080、120Hz、バッテリー5000mAh。カメラは50MP + マクロ + sン度測定。定価は199.99ドル。但しT-Mobileはプリペイドプランセットでかなりの割引販売もするので、150ドルくらいで買えないかと期待しました。
2023年1月にREVLL 6 5Gを買った時は定価169.99ドル。100ドルのプリペイド料金(2か月分)が込みだったので、端末代金は実質約70ドルでした。
なおBest Buyは事前に購入予約をして、お店でピックアップができます。ところがオンライン決済がうまくいかず断念、これは前回書きました。
さて1月3日、ラスベガス空港からまずはBest Buyへ。到着したのは18:30くらい。すっかり夜です。
店内に入ると、中央のエリアはスマートフォン関連コーナー。しかし昨年までと比べるとかなりスペースがあいており「スカスカ」な感じになっていました。
去年まではこのエリアには、プリペイドスマートフォンを並べるコーナーもあったりと、そこそこ「密」に製品が展示されていたのです。でも端末展示が極端に減少。手前側にGoolge、Apple、Samsungの各スペースがあるのは変わっていません。
一方、Unlocked Phoneのコーナーがはスペースが2/3くらいに減少。もはやBest Buyでスマートフォンを買う人はいないのでしょうか。
そしてプリペイドコーナー。去年もだいぶ寂しくなっていたのですが、今年はついに端末すらおいていません。代わりに各製品ごとの札があるだけ。
この札はただの紙。QRコードがあって、そこから在庫やオンラインオーダーもできます。幸いなことにSummit 5Gの札もありました。これを持ってスマートフォンのレジに向かいます。
ものはバックヤードから持ってくるのかと思いきや、レジ下のカウンター内でしっかりとガードされて保管されていました。カルフォルニア州の「950ドル以下の窃盗は軽犯罪」とは関係ないとは思いますが(なおこれは2024年11月に廃案)、盗難防止を強化しているのでしょう。
無事に49.99ドルで購入。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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