広州東駅から香港まで高鉄で帰る
約1か月の巡業、もう1本続きます。広州モーターショーとこちらはわけて書くことにしました。広州から香港へ、高鉄に乗って戻った記録です。
広州モーターショーの取材は11月15日、16日の2日間のみ。16日は17時ころに取材を終えて、広州東駅に向かいました。
そこから高鉄で香港へ帰国です。
高鉄のチケットはオンラインで購入できます。自分はいつもTrip.comで購入。なお今回初めてパスポートではなく回郷証の番号で予約しました。広州東駅でゲートをくぐるとき、外国人の回郷証はゲートが認識せず、まだ非対応な模様。有人ゲートで回郷証を見せて中に入りました。
外国人の回郷証は反応せず。
ちなみに中国の高鉄はもう切符はありません。身分証明書が切符なので、外国人は基本的にパスポートで入場します(Trip.comなどで購入もパスポート番号を入れるので紐づけられる)。駅に入るときに1回、そして列車に乗るときの改札口でもう1回と、2回検札(身分証明書チェック)があります。外国人が使うことに慣れているので、ゲートの係員にパスポートを提示すればその場で端末をたたいて予約があることを確認するので問題ありません。
さて広州東駅に来たのも数年ぶりで、もしかしたら10年くらい来ていないかもしれません。以前は香港・ホンハム駅から広州東駅まで直通列車が走っていました。その時はホンハム駅、広州東駅、それぞれで入出国を行ったので、列車に乗っている間は飛行機同様、国外に出ている状況でした。
しかしコロナ中にこの直通列車は廃止。さらに広州東駅のイミグレも廃止され、香港ホンハムと広州東駅の直通列車も無くなりました。その代わり香港の西九龍と広州東を結ぶ列車が走っています。高鉄西九龍の開業で、西九龍駅で香港出国後、すぐに中国のイミグレがあり中国に入国になります(地理的にはまだ香港)。
なお広州行きの列車の大半は広州市の南端のかなり離れた広州南駅行き。ですが広州の市内に出るなら広州東駅を使ったほうが便利です(本数は少な目)。
何年ぶりかの広州東駅ですが、香港行きと一部の長距離列車は待合室・改札が別になっていました。待合室・改札は以前の直通列車と同じ4階エリアであり、以前ならイミグレーションを通ってから待合室に入ったのが、今は検札(身分証明書チェック)ののちに待合室へ。昔と変わらぬ古い待合室は、駐在員時代の記憶もよみがえってきます。なお下の写真の待合室に入る手前に、かなり広いメインの待合室があります。下の写真のところには電源コーナーがあります。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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