スマホ新製品の沼に埋もれた深セン訪問記(2024年11月)
11月はnoteを書きまくって10月後半からの巡業をまとめましたが、11月後半は深センに2回行って濃い時間を過ごしました。その後日本滞在約3週間。現在も日本で連日忙しく、深センの話が遅れてしまいました。
今年は10月にDimensity 9400とSnapdragon 8 Eliteが発表され、中国メーカーが次々と新製品を投入しています。10月11月の2か月で30機種弱が登場し追いかけるのも大変。しかし中国に自由に入れる身分としては、それらを全部チェックしなくては気が済みません。
ということで11月22日と27日、深センに行ってきました。最近は電脳街の華強北路ではファーウェイやシャオミのお店に行くよりも、先に家電量販店をチェックすることが多いです。量販店だと全メーカーのブースがあるので一か所ですべてみることができるんですよ。このエリアには京東、蘇寧、順電と3つの大手チェーン店があります。
11月22日には蘇寧のお店に発売前のOPPO「Reno13」が展示されていました。OPPOのフラッグシップはFindシリーズとは言え、主力モデルをリーク的に並べちゃうのも量販店ならではかもしれません。なお華強北路のOPPOの店には当然ながらReno13は置いてありませんでした。
また蘇寧、京東の両店舗にはHONORの300シリーズのモックアップも。こちらも12月発売、1週間以上先の製品のモックとはいえ先行で並べるあたり、少しでも他社の新製品への興味を削ごうという考えなのかも。
ということで11月22日は家電呂範店を中心に新製品をチェック。シャオミの「Xiaomi 15」、OPPO「Find X8」、HONOR「Magic7」の各シリーズモデルは10月の北京でざっくりと触ってきましたが、かなり駆け足だったので今回はカメラ周りをじっくりチェック。
なかでもFind X8 Proは、年始発売のFind X7 Ultraのすぺっくをいろいろと引き継いでおり、屋外でじっくり撮影テストしたいなと思える出来。まあこの後Find X8 Ultraが出てくるんでしょうが、Proでも十分すぎるカメラ性能です。
側面のカメラボタンもクリック感は浅いものの、逆にズーミングは指先のタッチスライドで行いやすく、これもいい感じです。各社のカメラフォンはシャッターボタンが来年標準搭載になるかもしれません。
またシャオミストにははXiaomi 15 / ProのLiquid Silver Editionが展示されていました。10月の北京のストアには展示が無く、あとから追加展示されたのかも。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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