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Xiaomi 14T発表会で9月はベルリンに2回。ライカ博物館も見学

9月26日にベルリンでシャオミの新製品発表会が開催され、Xiaomi 14Tシリーズなどが発表されました。9月は上旬にIFA2024取材でベルリンに行ったばかり。同じ月に2回もベルリンに行ってきました。今回はライカ本社へも行けるということでそれも楽しみに。なお本社にあるカフェはすぐに記事にしています。

実はIFA2024が終わった直後、日本で講演会があったためそのまま日本へ移動したのですが、それが無ければドイツに残ろうとも思っていました。IFA2024の翌週はIAA2024がハノーヴァーで開催。旧フランクフルトモーターショーですがIAAにいなってからはミュンヘンとの隔年開催で、ミュンヘンが乗用車、ハノーバーが商用車。今年は商用車の年なので取材したとしてもトラックの自動運転システムやアセットトラッキングシステムなどが見れる程度でしょう。

ヨーロッパで主流になるであろうコンパクトカーの展示などは見ることはできそうにありません。そのため残っていてもむしろホテル代と旅費がかかってしまいますし、一度アジアに戻ったわけです。

今回の旅程は行きがキャセイで香港→ロンドン→ベルリン(最後の区間はルフトハンザ便)、帰りがフランクフルト→香港。日程も発表会の前日夜にベルリン着。発表会翌日はライカ本社見学、そししてその翌日に帰国と余裕のないスケジュールでした。

実はシャオミ発表会の週は、ベルリンで鉄道技術展のInnoTransが開催されていたのです。それに気が付いていればベルリンの旅程に余裕を持たせたのですが、そうはいってもInnoTransは1日で見切れないほどの展示会。自分は個人的に鉄道にもまだ興味ありますし、そこにネットワークがどのように絡むかという視点で見れば、LTE-Rや5G RedCap関連の展示もあったでしょう。またハイパーループ関連などスマートシティーに結びつく展示もあったかもしれません。

まあそっちも見てたら身体も持たないので今回は大人しくシャオミの発表会だけにするのが正解でしょう。実際、今回はベルリンからフランクフルトへICEで移動、そのままライカへ行って見学と身体が疲れる工程でした。InnoTransはまた来年タイミングがあったら行ってみたいところです。

さてシャオミの発表会はアジア系のメディアが皆無で、なんでだろうと思ったら各国でローカルイベントを行っていたようです。去年のXiaomi 13T発表会もベルリンで、ローカルイベントはマレーシアとインドだけだったかな。ところが今年は香港や台湾、タイやシンガポールフィリンピンなどこぞってローカルイベントに。

Xiaomi 14Tは昨年同様、発表会後すぐに予約開始を行い販売もすぐ。ただし今年のモデルはチタニウムボディーを大きくアピールしていることからわかるように完全にiPhone 15 / 16を対抗としているようです。そのため各国でのマーケティングにより力を入れたのでしょう。

去年のXiaomi 13Tはライカ乗せた秋の上位モデル程度の製品で、ボディーも樹脂感の目立つものでした。しかし今年のXiaomi 14Tはメタリックボディーやライカポートレートの搭載、ムービーモードの強化など本体の仕上げもさることながらカメラ機能も大幅に強化。「つなぎ」ではなく秋のフラッグシップという位置づけで出してきました。チップセットはメディアテックDimensity 9300+で9月末時点の同社ではメディアテックの最上位モデルです。

Xiaomi 14Tはおそらく日本で出るので(10月10日にシャオミが発表会予定)、いずれカメラを試してみたいと思います。

さて発表会の翌日はライカ本社へ。といってもインタビューなどがあるのではなく、博物館「Leitz Museum」やギャラリー「Leica Gallary」などの一般見学です。ファーウェイ時代からライカはスマートフォンメーカーと協業していましたが、本社へ行ったことはありませんでした。ということで今回はなかなか貴重な体験です。

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