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ソウル東大門ロシア人街の中古スマホ屋の現状(2023年11月)
ソウルの東大門の西側、光煕洞(クァンヒドン)エリアにはロシア人街があります。ロシア系レストランやスーパーもあり、ソウルにいながらちょっとした異国情緒を味わえる場所でもありますね。そして外国人が集まるところには古くは中古携帯屋、今は中古スマートフォン屋が集まるのは世界各国どこへ行っても同じ光景。今から10年以上前から、このエリアでは韓国人がもう見向きもしないような古い端末もよく売られていました。もちろんビジネスで一儲けしたロシア人向けにiPhoneやGalaxyの最新モデルの新品も売られています。
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蛇足ですがこの写真(通りを南側から北に向いて撮影)にあるパリバゲは日曜夕方にパンのワゴンセールをやっています。このエリアあまり人通りがないからでしょうかね。おいしいパンが4000-5000ウォンで数個セットなのでお得かも。
さて韓国の携帯電話はCDMA時代が長く、W-CDMA開始後もLG Telecom(元LG U+)はCDMA2000方式を採用し、電話番号はSIMカードではなく端末焼き込み方式。そのため中古ショップに行っても端末単体では買えずに契約が必要でした。まあその分端末は当時(今から10年以上前)でも数千円と安く、中古ショップも回線販売手数料で利益を上げていたと思われます。
韓国の携帯電話はメーカーが好き勝手に機能を強化していったので面白いデザインのものが多かったんですよね。特にサムスンとLGが毎月のようにカメラ画質を100万画素ずつ上げていった時代は名機が多く生まれています。
それらを購入しようにも、当時金浦空港の国際線の出発フロア(セキュリティーエリアの前のフロアの端)や、カンビョンテクノマートにあった携帯電話代理店ではほとんど売ってくれなかったのです。自分のこのSPH-S2300はどこかの代理店でプリペイドCDMA契約させてくれて購入できたのでした。
せっかくお宝の古い名機を見つけても購入しずらく、また東大門に集まってくる端末は状態があまりいいものはなく(回線契約のための「箱」ですし)、気が付けばここの中古屋にはいかないようになっていました。最後に訪問したのはもちろんコロナ前ですが、今から5年、いやもっと前だったと思います。
今回は久しぶりに東大門の東横インに泊ったので、せっかくなので中古携帯屋のある通りを再訪してみることにしました。場所は東大門歴史文化公園駅の南北のメインストリートから1本西に入った通りです。地図で見せたほうがわかりやすいか。以下、水色の通りに中古屋が並んでいます。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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