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人間というカオスな存在

国民総評論時代

インターネット、SNSが発達したことで救われた人もたくさんいると思います。

「発信をする」ということ自体が一部の業種にしかできなかったことだったのが、今やスマホ1台あれば誰でも全世界に向けて、自分の想いや作品を発表ができます。発信者が増えた分、そこから頭1つ抜け出すには作品のクオリティやその人自身の魅力などが大切になってきている訳ですが…

一方で、政治家や芸能の発言や様々な作品に対して誰もが簡単に意見を言えるようになったことで、少しの失敗も許されない風潮になっていますよね。

「専門家以外が意見を言っちゃいけない」とは思いません。

そんな事を言っていたら選挙する人が全員政治の専門家じゃなきゃいけないので(政治の勉強をすることは大切ですが…)

多くの意見の中には、思わずハッとするような考えもありますが、中には唯々誰かのいミスを取り上げて晒したいみたいな意見も見られます。

言ってはいけないことは存在しない

「どんな事を言ったていいじゃない。発言の自由があるんだもの」

確かにそうですね。ボクもこの世の中に「言ってはいけないこと」はないと思っています。

お笑い芸人さん同士のイジり合いなんていうのは、悪口のオンパレードです。ただアレはあくまでも「お笑い」という空間の中で芸人さん同士の信頼関係があるから成り立つことです。

下ネタやエロネタは敬遠されがちな話題です。でもボクは男友達同士の会話では下ネタやエロネタを遠慮なく話し合うことがあります。やっぱり楽しいので(笑)

その空間では「下ネタ」や「エロネタ」が許されるけど、当然初めて会った人や女性が多くいる中では、それらの中では控えます。

仲良くなっていく内に、このグループの中では、この女性の前であれば、少々くだけた話題を振って大丈夫だと確信したら遠慮なくエロネタをぶち込みますよ。

「言ってはいけないこと」は絶対的なモノではなく、その場の環境次第。

どれだけお笑い芸人さんたちの誰かをイジるネタ。例えば太っている人に対して「デブ!」ということがウケていたとしても、「自分が太っていることを気にしている人」に対しては「デブ」と言えばただの悪口です。

混沌こそ人間

最近はお笑いでも小説、漫画、映画など全ての表現に於いて「誰も傷つかない」ことが重視されている気がしています。

それが拡大解釈されて「人間は清く正しく美しく生きなければいけない」みたいな風潮を感じるのはボクだけでしょうか?

いや、勿論そう生きていければそれに越したことはないと思いますよ?でもちょっと不倫とかの話題に対して過敏になりすぎじゃない?とも思います(不倫を推奨している訳ではありません)

そもそも、人間なんて善悪混ざった存在だと思うんです。だから人によって善いこと悪いことの判断基準が違う。

ボクなんかは、誰かと時間を共有している時は「その人の貴重な命の時間をいただいている」と思うから、待ち合わせとかは絶対に遅れないようにしてますし、健康上の問題がないのに遅刻をする人の気持ちは理解できません。前から待ち合わせ時間とか決めてたのに「電車に乗り遅れた」とか言う人には「いつも見ているそのスマホは飾りか?」と思っちゃいます(※天候とか事故とかどうしようもない事態を除く)

とは言え、時間の感覚なんて人それぞれ。「ちょっとの遅刻ぐらいなら構わない」という考えの人からするとボクみたいな人間は「時間に対して潔癖すぎてウザい」となるでしょう。

だから、ボクは時間の感覚が合わない人とは基本付き合いません(笑) どちらもとってもメリットがないので。

でも、そこを乗り越えてでも会いたいと思える人と出会いも素敵ですよね!

みんなちがって みんないい

自分と他人が違うなんて当たり前。自分にとっての「善いこと」とか「正義」は大切にした方がいいと思うけど、それが絶対的に正しく、それ以外の考えが正しくない!と思うと頭でっかちの人間になってしまう。

自分が正しいと思うこと誰かにとっては間違いである。考えれば当たり前のことだけれど、正解は1つしか認めないみたいな風潮は日本にはまだまだ残っている気がしてなりません。

1日でも早く、自分の弱さを隠すために誰かを攻撃する世の中がなくなりますように。

博多佐之助でした。

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