西野、吉本辞めるってよ
西野亮廣エンタメ研究所に入会した理由
こんばんは。ニュースでも流れていましたが、キングコングの西野亮廣さんが吉本興業から卒業されました。
個人の活動は元々吉本に依存していた訳ではないのですが、キングコングとして今後どうしていくのか?などは明日のVoicyなどで発表されていくでしょう。
今回は、いつか書こうと思っていたボクが西野亮廣エンタメ研究所に入会した理由というテーマの記事を書きます。
養成所時代の想い出
数年前、ボクは福岡で声優の養成所に通っていました。レッスンは月に三回。そんな少ないレッスンを受けている中、いつになれば声優として役者として生きていけるのか?そんな不安を抱えていました。
そんなある日のこと、ボクと同じような不安を抱えていた養成所仲間とレッスン帰りにカフェでレッスン以外の時間で何かできないか?を話していました。
そして出た結論は「自分たちで作品をつくる」でした。
はじめは『アニメのアフレコやってみた』みたいな事をやってYouTubeとかに流そうと思っていましたが著作権の問題やらがあるかもと思い自作に踏み切ったのです。
一応ボクが制作総指揮という形で脚本づくりや収録場所の確保、キャストの選定、編集などを請け負いました。元来モノ作りが好きだったのでそこまで苦にならず作品づくりに没頭しました。
それまでと違うのは自分ひとりでの創作ではないということ。養成所の仲間たちと協力しながら、あーでもないこーでもないと真剣に意見を出し合い楽しく作品づくりを過ごす日々。完成した作品は決してクオリティが高いとは言えないけれど、その経験はボクにとっては宝物です。
革命のファンファーレとの出会い
それからボクはありがたいことに上京し活躍の場を東京に移せました。
そしてある日のこと西野さんの「革命のファンファーレ」という本に出会います。
この本の主幹はお金と広告。もちろんその部分だけでも面白く、勉強になったのですが、何よりそこで初めて知ったクラウドファンディングやオンラインサロンがボクにとっては衝撃でした。
福岡にいた時、養成所の仲間たちとの作品づくりは全員で知恵とお金を出し合って1つの目標に向かっていく文化祭やBBQのような空間でした。
規模は全く違うけれど、西野さんが行っていたエンターテイメントづくりはまさにボクの原点、理想の究極形でした。
信者とファンの違いは?
西野さんがやっていることをリアルタイムで追いかけ吸収すればボクも自らの理想を形にできるかも。いや、してみせるという想いでオンラインサロンに入会しました。もうすぐ3年が経ちます。
今思うとその頃からえんとつ町のプペルの映画づくりやチックタックという絵本のメイキングや西野さんの生々しい感情に触れてきました。
ところで偶に聞くのが、「オンラインサロンって結局信者ビジネスで西野は詐欺師だ」という意見。
西野亮廣エンタメ研究所は月額1000円(今は980円)
その中で西野さんが仕掛けるプロジェクトのクラウドファンディングなどでお金を使うことがあっても、ボクのように「西野さんが発行している新聞を買っている」という感覚の人にとっては毎月約1000円以上の出費はありません。
ボクは特定の宗教の信者でも他のオンラインサロンに入っている訳でもないので、良くわかりませんが、自分が好きになった人やモノにお金を使うのはそんなに悪いことなのか?と考えています。
現在、週刊少年ジャンプを電子書籍で定期購読していますが、それに対して「集英社のやっていることは信者ビジネスだ!」という人はいるんでしょうか?仮に「今のジャンプは昔と比べて作品の質が落ちたから買う価値はない!」という意見があったとしてもそれは個人の意見であって今のジャンプに掲載されている作品が好きなボクにとってはその意見は大きなお世話でしかありません。
結局、ジャンプとか他の雑誌みたく目に見えるサービスの定額支払いは納得できても、オンラインサロンのように実物が見えにくいから詐欺だとか宗教だとか言いたくなるのでしょうね。
それに西野さんのオンラインサロンメンバーの中には全員が全員、「映画えんとつ町のプペルが面白い!」と思ってはいないかと。
少なくともボクは「めちゃくちゃ面白くて感動もしたけど、人生のナンバーワン映画ではないなぁ」というのが正直な感想です。
そういう意味ではオンラインサロン=信者の集まりと一言では言えないのでは?
人を嫌うことは仕方ない。けれどシステムを避けるのはよくない
とは言え、中には本当に上手く人を騙して高額な料金を払わせるオンラインサロンもあるかもしれないので「オンランサロンは絶対に詐欺ではない!」と言い切ることもできないでしょう。
また西野さんの活動を批判する人の中には、どうしても西野亮廣という人間を好きになれない故に批判してしまっている人もいるでしょう。
そこに関してはもうどうしようもない。人には感情があるので西野さんを嫌いな人に「西野さんはこんなに素晴らしいことしているんだから好きになりなよ!」と言っても逆効果だし、サロンメンバーがそんなこと言ったら益々オンラインサロンが怪しい集団と思われてしまいますよ笑
ただ、西野さんのことがどれだけ嫌いでも、彼が実践しているオンラインサロンやクラウドファンディングまで嫌うのは間違っていると思います。
現にこのコロナ禍で多くの業種、サービスがクラウドファンディングに乗り出しました。その中には西野さんのことが大嫌いな人もいるでしょう。でもだからと言ってこの状況で大嫌いな西野さんと同じ方法で収入を得たくない!とか言ってる場合ではない。特に経営者や守るべき家族がいる人は。
感情として自分を含めた人間を嫌うのは仕方がない。けれど、自分が生きている社会の中でどのようなサービスが日々生まれ、変化をしていっているのか。個人の感情で嫌いな人がやっていることまで否定していたら最終的には自分の進む道やチャンスすらも逃してしまうと思います。
もし西野さんが嫌いなら、彼がやっているオンラインサロンやクラウドファンディング、そして絵本づくりで彼以上の結果を出して思いっきりドヤ顔してやりましょうよ!
自分の嫌いという感情をイイ方向に持っていければと思う博多佐之助でした!