直球と変化球
こんばんは。博多佐之助です。
最近は舞台の稽古、脚本の読み込み、殺陣作りなどなど充実した役者生活を過ごさせていただいております。
そんな生活の中で知人への舞台告知も行っております。SNSの活用は勿論ですが直接会って自腹きって作ったフライヤーを渡したり。
最近お会いしたのは上京したての頃に務めた会社で仲良くなった方。年齢は親子ぐらい離れているのですが、出身地が同じ福岡ということで意気投合して今日に至ります#福岡県民は地元愛が強い
今回の舞台に対する意気込みなどを話していると、その方から
「この作品はいわゆる鬼を滅する刃的な話なの?」と聞かれました。
う~ん
まぁ当たらずも遠からずと言ったところでしょうか笑
その方にも言ったのですが、人と鬼の戦う話なんて物は桃太郎の時代からあるものです。王道でありきたりと言えばそれまでですが、舞台という刹那的なものなのでボク個人としてはあまり複雑というか芸術性を求めすぎた変化球が過ぎる作品はお客様を置いてけぼりにして、ちょっとだけ作り手の独り善がりかなぁという気がしてます(もちろん面白い作品もたくさんあります)
しかい王道は王道で下手をすると「手を抜いている」と思われる可能性を孕んでいます。
究極なところ作品は観る人聴く人の好みですし、好みは千差万別です。だから全ての人に面白いと思ってもらえる作品なんてこの世にはないのかもしれません。
作り手の独り善がりになってはいけないけれど、作り手の圧倒的なわがままな想いと熱量がなければ、どんな作品もつまらなくなってしまう。
「必ず面白い作品」の定義は難しいかもしれないけれど「全く面白くない作品」の定義は分析していけば見つかるかもしれない。
ボク個人としては今回の作品は王道だと思っています。だからこそ真っすぐに熱い想いが伝わる爽快な作品にします!
まぁそれはそれとしてボクは制作過程マニアなところがあります。
好きな絵描きさんの完成された作品よりも制作過程の下描きにトキメクことが多いです#やっかいな性癖
だからいつか団長に、この作品の制作秘話なんてのをお酒を飲みながら聞きたいと思う博多佐之助でした!