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那覇から高速船に乗って楽園へ・・・|博多幸福論#059

まだ娘が2歳の頃。
沖縄旅行に行ったとき、「慶良間諸島に行ってみたいなぁ…でも、絶賛イヤイヤ期の2歳と片道1時間の高速船は耐えられそうにないなぁ…」と思い、泣く泣く断念した離島遊び。

それから3年経ち、娘は今や言葉が通じる5歳になった。
言葉が通じるって素晴らしい。まだひどくやんちゃな意思疎通しかできなかったあの頃、うちの子は気に入らないことがあればギャン泣き、疲れれば道の真ん中で寝そべり、突如ノリノリハイテンションの波に飲み込まれたら制御不能、ところ構わず踊り出す・・・そんな人格だったから。

今回のメインは慶良間諸島だ!
私は最初からそう決めていました。

雨だけは降らせないでお願いめんそーれ神様!

フェリーざまみ
高速船 クイーンざまみ

慶良間諸島の中でも、今回は座間味島に行くことにした。
泊港から座間味島までフェリーで行くと片道2時間高速船では片道50分
時間が勝負の観光客は少し高いけど高速船で行って、離島の滞在時間を満喫できるほうがいいよね。

船の予約は1ヶ月前から
ちょっと油断して2週間前ぐらいにweb予約状況を確認したら高速船が満席になっている・・。そんなバカな・・。
ネットで調べたところ、web上で満席になっていても電話すると空いている場合があるとのこと。ちょうど横にいた夫に電話してもらうと、「空いてるよ〜」と即答だったらしい。電話口のおじぃはほかにもいろいろ喋ってたけど、訛りが強くて何を言っているのかほとんどわからなかったらしい。

予約番号だけを言い渡されて、当日口頭で伝えて乗船券を購入できるというシステム。このアナログな感じ、不安でいっぱいだ・・・。

座間味港 到着

当日の朝、泊港はいろんな島へ行く人々で混雑していた。
券売所で無事に予約番号だけでチケットを買い、そこからかなりぐるっと歩いて座間味島行きの高速船に乗る。早めに着いたつもりだったがギリギリ。

酔い止めを飲んで、スパムおにぎりを食べて、たまに外に出て海風に吹かれ、揺れを感じ、席に戻り目を瞑るなどしていたらすぐに座間味港に到着した。

目的の古座間味ビーチまでは村営バスで行く予定。・・が、現金のみの小さな券売機一つでは大量の観光客をさばけるわけもなく。運よく早くバスのチケットを買えた人たちだけを乗せて、村営バスはなんの躊躇もなく出発してしまった。

私たちを含め約20名ほどの置いて行かれたバス待ち観光客は、そこから30分ほど待って、やっと次のバスに乗車できたのであった。

古座間味ビーチに到着すると、すぐにフィンやライフジャケットのレンタルショップが並んでいる。

どこからか座間味島に辿り着いて魅了され、住み着いたであろう若いお姉さんやお兄さんたち(完全に妄想です)が、私たちに合うサイズを探してくれてとても親切。都会にいる人間とは、やっぱり表情が全然違うよね。開かれている。かといって都会が嫌いなわけではないんだけど。

いいとこどりしようとする旅人はずるいのかな。それともいつか「ここだ!」って思える地に出会ったらそこを動かなくなるのかな。

娘はこの日が初めてのシュノーケリング。なんて贅沢なデビュー!
足に合うフィンがなく、ライフジャケットとゴーグルのみをレンタルして、いざ海へ。

これまで浮き輪を使って泳ぐことしか知らなかった娘は、はじめはライフジャケットにも少し戸惑っていた。
体も軽く、水面に浮くのを怖がるので、すぐにひっくり返ってしまう。

そこでいったん浮き輪でぷかぷか浮くだけに戻り、浅瀬でとにかく自由に遊ばせることにした。綺麗な貝殻や珊瑚が見えるのが楽しいようで、たまに水分補給を促して休憩させようとしても、グビっとお茶を飲んで「泳いでくる!」とまたすぐ海に入っていく娘。

ただ海に浮いているだけでも十分過ぎるほどの価値がある、透明な海。

お昼は小さな海の家でタコライスを注文した。
これはまぁ、、冷食ですね。でも、いいんです。ビーチでは食べるの大好きな私たちでもなにか食べられればOK。
娘はお昼ごはんも数口食べた程度で「早く泳ぎたい!」とやる気満々。

すると急にシュノーケリングに意欲的になった娘。
ライフジャケットに挑戦し、ゴーグルもつけると言う。
そこからの上達は早く、体の力を抜いて水面に浮くことを覚え、口呼吸を覚え、気づけば夫とふたりでかなり遠いところまで泳いでいった。

海で遊ぶことに夢中になり、一日で急成長した我が子を見て感動する。
ザ・夏休み。自然の中で学んだこの体験は、きっとずっと忘れない。
「夢中」は「努力」に勝るんだなぁ、と改めて実感した。
子どもは自然に学び、親は気づきを得る。
海は大きいなぁ。

座間味島を出る頃、ちょうどスコールに降られた。
しばしのお別れだね。また来るね。できれば泊まりでね。
ありがとう、座間味島。

夏休み限定こどもカレー

那覇に着くと、睡魔と空腹でどうにかなりそうな娘を抱えて、急いでホテルの近くの居酒屋に行った。
店内は満席で、横のテーブルでは地元の人たちの集まりが開催されていて大盛り上がり。

何を頼んでもおいしくて、雰囲気もいい。
このお店、大当たり!!

DANRYUという泡盛は、「ソーダ割りにするならこれ!」とオススメされたもの。ソーダと割るとウイスキーのハイボールを彷彿とさせる味になった。
泡盛も進化してる。何杯でもいけちゃう飲みやすさ。

私はゴーヤが大好きだけど、夫はあんまりみたい。
フーチャンプルーのほうが食べやすいって。私はどっちも好き。

二つ目の泡盛はちょっと高級な古酒を選んだ。
あぁ、おいしい。

一日中海で遊んでまっ黒になり、夜には最高のお店で乾杯。
こんな最高の一日が旅の二日目で、その後どうする?
沖縄旅はまだまだ続きます。


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