3月の気になる音楽本
『音楽が未来を連れてくる 時代を創った音楽ビジネス百年の革新者たち』榎本幹朗 (著)
エンタメの“新常識"はすべて音楽から始まった。
エジソンの蓄音機から、ラジオ放送、ウォークマン、CD、ナップスター、iPod、着うた、スポティファイ、“ポスト・サブスク"の未来まで。
史上三度の大不況を技術と創造力で打破した音楽産業の歴史に明日へのヒントを学ぶ、大興奮の音楽大河ロマン。
テックイノヴェーションの最前線は「音楽」にある。この100年ずっとそうだったし、これからもそうだ。音楽ビジネスが見えないあなたは、デジタルビジネスすべてから取り残される。
――若林恵さん(編集者・黒鳥社)推薦
『新版 音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか』ダニエル・J・レヴィティン (著), 西田 美緒子 (翻訳)
[目次]
はじめに 音楽が好きで科学も好き――なぜこの二つを結びつけたいのか
第1章 音楽とは何か? ――ピッチから音色まで
第2章 足で拍子をとる――リズム、音の大きさ、ハーモニーを聞き分ける
第3章 幕の向こうで――音楽とマインドマシン
第4章 期待――リスト(とリュダクリス)の音楽に期待するもの
第5章 名前を知っているなら、電話番号は自分で調べて――音楽をどうカテゴリー化するのか
第6章 デザートが済んでも、クリックはまだ四つ先の席にいた――音楽、感情、そして爬虫類脳
第7章 何が音楽家を育てるか? ――専門技術を分析する
第8章 私のお気に入り――好きな音楽を好きになる理由
第9章 音楽を生み出す本能――進化のナンバーワン・ヒット
『音楽メディア・アップデート考 〜批評からビジネスまでを巡る8つの談話』加藤 一陽 (著)
Part 1 鹿野 淳 - 邦楽ロック・メディアから失われつつある批評性
Part 2 柴 那典 - 誰が音楽評論を必要としているのか
Part 3 大石 始 - “音楽の外から音楽を見つけ出す"ジャーナリストの視点
Part 4 柳樂光隆 - 『Jazz The New Chapter』という理想
Part 5 石井恵梨子 - 村化していく音楽メディア
Part 6 若林 恵 - 音楽メディアに足りないたくさんのこと
Part 7 imdkm - 切り捨てられるテキストの中に眠る批評性
Part 8 渡辺志保 -『blast』無きヒップホップ・ジャーナリズムの現在
『現代音楽史-闘争しつづける芸術のゆくえ』沼野 雄司 (著)
長い歴史をもつ西洋音楽は、二十世紀に至って大きく変貌する。シェーンベルクやストラヴィンスキーに始まり、ジョン・ケージ、武満徹、バーンスタイン......。多くの作曲家が既存の音楽の解体をめざして無調、十二音技法、トーン・クラスター、偶然性の音楽などといったさまざまな技法を開発し、音の実験を繰り広げた。激動する政治や社会、思想を反映しながら時代との闘争を続ける「新しい」音楽のゆくえとは。
J.Y. Park エッセイ 何のために生きるのか?J.Y. Park (著)
大ブレイク中のガールズグループ「NiziU」をはじめ、「2PM」「TWICE」など数々の人気アーティストを生んだ世界的プロデューサーであるJ.Y. Parkが、自らのこれまでの歩みと哲学をつづる。J.Y. Parkはいかにして最高峰のエンターテイナーになったのか。自身の音楽やプロデュース活動を通じて、何を伝えたいのか。JYPイズムの原点が分かる珠玉の言葉の数々を余すことなく詰め込んだ、生きる力が湧いてくるエッセイ。
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