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帝人オクタ
今シーズンから話題の新素材オクタのウェアを導入しました。オクタは繊維メーカー帝人が開発した化学繊維。何かと評判が良いのですが、使ってみてなるほど納得の性能でした
購入したのは
スタティクのアドリフトクルー
![](https://assets.st-note.com/img/1685008034301-PoehQe1uyz.jpg?width=1200)
と
マウンテンハードウェアのエアメッシュクルー
![](https://assets.st-note.com/img/1685008321869-Sn4OWQhlCw.jpg?width=1200)
両製品とも肌面にオクタ、表面はファイントラックのスキンメッシュのような通気性の良いメッシュが使われています
このオクタウェアの感想は
「暖かいのに涼しい」
何を言っているのかわからないと思いますが、暖かいのになぜか涼しいのです。これは裏面のオクタが高い保温性を持つため静止状態はしっかりその性能を発揮。動くと通気性の良いメッシュとオクタの間を空気が対流することで換気され蒸れの排出と外部の空気が通るから(だと思います)
![](https://assets.st-note.com/img/1685008499717-7B1adlHLt2.jpg?width=1200)
よって止まっている時は暖かく、行動時は蒸れないという効果となります。また通気性の良さから汗で濡れたウェアの乾燥がとても早く、汗処理も優秀。最高!
ここからはアドリフトクルー及びエアメッシュクルーについて
表面はメッシュ。finetrackのドライレイヤーのような生地で通気性がよく、乾きやすい印象。ただ、撥水性はありません
![](https://assets.st-note.com/img/1685008365476-u14DmOiJAT.jpg?width=1200)
内側はもけもけのオクタ生地。ガーゼのような柔らかい肌触り。肌触りから暖かいですが、着ると実に暖かい
![](https://assets.st-note.com/img/1685008397552-PRNxb2kUUa.jpg?width=1200)
重量は100g程度と軽く、小さく折りたためるのでかさ張りません。Twitterでフォローしている方に教えてもらったのですが、ふんわりと柔らかいのでザックの中にカメラ等の精密機械を入れる際の緩衝材としても使えます
![](https://assets.st-note.com/img/1685010612807-KIs9PjI8ZW.jpg?width=1200)
ウインドシェルと組み合わせれば簡易的な化繊ジャケットに
![](https://assets.st-note.com/img/1685008413671-qa4FHsbyJo.jpg?width=1200)
寒ければアドリフトクルーの上に化繊ジャケットを追加。それでも動きにくさは感じません
![](https://assets.st-note.com/img/1685008424996-NhtOSwPqx7.jpg?width=1200)
とにかく汗処理が良いので乾きにくいメリノより速乾性の良い化繊だけを組み合わせた方が相性が良さそう
![](https://assets.st-note.com/img/1685011893085-omRAITVnx1.jpg?width=1200)
ベースレイヤーの上に着てミッドレイヤーとして使用する、が本来の使い方ですが、これ単体でベースレイヤーとしても使えます
アドリフトクルーとエアメッシュクルーの違いは襟元と袖丈の長さ。エアメッシュクルーは全体的に少しタイトで、袖丈は長めで指を入れるサムホールが設定されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1685008450723-NbH0brSaqD.jpg?width=1200)
アドリフトクルーは日本人の体型に合わせてか少しゆとりのあるサイズ感。両製品に大きな違いはありませんがタイトな方が好みな人にはマウンテンハードウェアのエアメッシュクルーがおすすめです。ミッドレイヤーとしての性能はほぼ同じ。価格はエアメッシュクルーが少し安価だったように思います(アドリフトクルー12000円、エアメッシュ10000円ぐらいだったはず)
難点というほどでもないですが、表面の生地が薄いため耐久性はないように感じます。枝に引っ掛けたり、岩に擦れると簡単に破れてしまうかも。藪漕ぎや道幅の細い岩場を通過する際はウインドシェルやソフトシェルを上に着ることを推奨します
実は快適すぎて冬場は仕事、休日問わず毎日のように着ていました。薄手ながら暖かいので着ぶくれすることもなく、しかも蒸れにくい。外仕事で動き回っても暖かいのに涼しい。快適、実に快適
昨今はどちらかというとウール素材のウェアがトレンドになっていますが、進化を続ける化繊も決して劣りませんよ!