1920年代の超大型映画館 Movie Palaceの世界 その①【Alhambra Theatre】
この写真はどちらも、カルフォルニアはサンフランシスコのAlhambra Theatre。 上は1992年に撮られた杉本博司の有名な”シアター”シリーズの1枚で、下の写真は2013年に撮られたもの。
なんと、1997年に閉館後、ジムになっていたのだ!
しかし、装飾はほぼそのまま、、中央には元より小さくなっているがスクリーンがあり、なんと映画も上映している?笑
元々このAlhambra Theatreは1926年に建てられたもので、当時の席数は1625席。比較のために、東京都内で最大級のシネコン,池袋グランドシネマサンシャインで1番大きいIMAXスクリーンが542席だ。
しかし、1920年代のアメリカでは3000やら5000という席数を誇る宮殿型劇場がばったばったと建設されたので、これでも中規模ぐらいなのだ。
さて、こちらのジムだが、Crunch Fitnessというチェーンで、現在もバリバリ営業している。
こちらがそのwebサイトだ。
色々プランがあるが、安いプランだと1ヵ月90ドルぐらい。
日本の感覚だとちょっと高いなぁ。
まあ、それは置いておいて、、
是非HPで見て欲しいのは、ヴァーチャルツアー!
google map の機能で館内をサクサク歩いて回ることが出来、壁や天井の衣装も細かく確認できる。
さて、気になる館内のスクリーンだが。HPでは特に上映予定などは見当たらず、SFGATEの取材記事(2011.11.26)によると、取材時は『タラデガ・ナイト オーバルの狼』が上映されていたようだ。
レーシング映画を見ながら、サイクリングを漕ぐ、、、それは4DXを超えた何かかもしれない。。
1910年代~20年代に多く建てられた、このような劇場は多くが取り壊されたり、廃墟となっているのですが、このAlhambra Theatreのように当時の雰囲気を残したまま利用されている例もいくつかあり、また紹介したと思います。その前に劇場の歴史をしっかり紹介する必要もあるか、、あとは劇場の本やドキュメンタリー映画や、、、関連する諸々についても余裕のある限りご紹介していきたいと思います!
今回の所は館内の写真をいくつか上げてお別れです!