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"B3 Research" 〜24-25 B3 第1節 さいたまブロンコスvs新潟アルビレックスBB マッチレポート〜


GAME1
さいたま76-88新潟 
(15-21,22-30,24-20,15-17)

スターティング5
埼玉:シットン・ワトキンス・モーガン・ベニ・志冨田
新潟:五十嵐・上江田・ファイ・ラベネル・ネルソン

-1Q-

序盤は両チームともにインサイドの強さから得点を挙げる。さいたまは1.ワトキンス、新潟は30.ラベネルでスコアを動かした。
中盤にかけては新潟のガード陣が躍動。7.五十嵐の3Pシュートに始まり、8.上江田の2本の3Pシュートでリードを奪った。
さいたまはピックアンドポップから1.ワトキンス、51.ビエリツァが得点を挙げるものの、アウトサイドからのシュートが決まり切らず、リードを許す展開となった。
終盤は新潟がリバウンドを確保してからの速攻と30.ラベネルの強さで着実に加点し、15-21と先手を取った。

-2Q-

37.吉田とビックマンのツーメンゲームを中心にピックプレーを上手く使いながらズレを作り出してシュートを放つさいたま。しかし、シュートを決め切ることができずに苦しんでいた。
ようやく良い形から16.松井が3Pシュートを沈めてスコアを動かすと、37.吉田と11.秋山のスピードを生かしたドライブで連続得点を挙げ、ようやくリズムを掴みかける。
しかし、新潟もタイムアウトを使って22.ハントのインサイドでの得点をデザインすると、55.ネルソン、7.五十嵐の決定力でリードをキープする。
新潟が自分たちの得点によってさいたまのリズムを止めると、それ以降はペースを握った。
ピックアンドロールをベースに簡単にズレを生み出し、7.五十嵐、10.ファイ、22.ハント、55.モーガンの得点でリードを広げていった。
中でも、55.ネルソンと22.ハントのツーメンゲームは強烈だった。
オフェンス力によって試合を掌握した新潟が、前半で37-51と2桁以上の点差をつけることに成功した。

-3Q-

後半開始から37.吉田と16.松井をコートに送り込んださいたま。その中で、37.吉田が期待に応える活躍を見せた。
タフショット気味のジャンプシュートを決め切り、開始2分で8得点を挙げると、51.ビエリツァも3Pシュートで続き、11-2と一気に点差を詰めることに成功。
しかし、ここでタイムアウトを使って流れを食い止めることができるのが新潟だった。
55.ネルソンに対してペイント内へのドライブのスペースを作ってオフェンスを成功させると、30.ラベネルのポストアタック、ブレイクから55.ネルソンの3Pシュートで再び点差を2桁に持っていった。
その後は互いに得点を取り合う展開。
さいたまは16.松井、37.吉田、51.ビエリツァの3Pシュート攻勢、新潟はピックアンドロールを中心にペイント内の得点を重ねた。
61-71とさいたまが少し点差を詰めることに成功したクウォーターとなった。

-4Q-

4Qも先手を取ったのはさいたま。
22.ハントのゴール下の強さで得点を許すが、味方のピックを使って86.志冨田が3Pシュートを決めると、その86.志冨田のドライブからパスを受けた0.シットンが3Pシュートを決めて新潟に2つ目のタイムアウトを取らせることに成功した。
そして、タイムアウト明けにはゾーンディフェンスを使って新潟のオフェンスを失敗に追い込んだ。
ここで得点を重ねることができれば良かったが、その後の3回のポゼッションで得点を奪うことができず、55.ネルソンに2本のジャンプショットを決められて再び10点差に。
新潟が前半同様、オフェンスでさいたまの流れを断ち切りリードを確実なものとした。
オフィシャルタイムアウト明けはディフェンスリバウンドを着実に確保した新潟が危なげないクロージングを見せた。7.五十嵐がゲームコントロールから一人でレイアップシュートに持ち込むなど、最後まで抜群の存在感でチームを支えた。
76-88と新潟がアウェイでの開幕戦で勝利を飾った。

-ひとこと-

どちらもオフェンス力を見せた良い試合だった。新潟のどこからでも点を取れますよ感は恐ろしい…
さいたまもオフェンスの形は作ることができていたのでGAME2も十分チャンスはありそう。


GAME2
さいたま97-79新潟 
(21-24,26-20,26-17,24-18)

さいたま:ワトキンス・松井・吉田・ビエリツァ・志冨田
新潟:五十嵐・上江田・ファイ・ラベネル・ネルソン

-1Q-

前日からスタメンを変更したさいたま。スタメン起用された37.吉田のスピードから16.松井がオープンスリーを決めて先制に成功する。
ただ、新潟も10.ファイのゴール下で4得点。7.五十嵐と55.ネルソンの3Pシュートでリードを奪う展開となった。
序盤はさいたまの勢いに圧倒されかけた新潟だったが、ディフェンスリバウンドを一回で確保し、素早くオフェンスにつなげていった。
さいたまは、ベンチから投入された7.モーガンが37.吉田の3Pシュートのアシストとフローター、ドライブからの4得点と活躍。新潟のターンオーバーにも助けられ同点に追いついた。
終盤は点の取り合いとなり、さいたまは51.ビエリツァのレイアップと3Pシュートで加点。
新潟は0.樋口と55.ネルソンのドライブ、そしてラストプレーの7.五十嵐の3Pシュートで加点した。
最後の7.五十嵐の3Pシュートの成功で21-24と新潟が3点リードを奪った。

-2Q-

試合の開始から運動量の多いアグレッシブなディフェンスを見せる新潟。2Qの立ち上がりはダブルチームもうまく決まり、さいたまのディフェンスを止め、オフェンスでは0.樋口と3.大矢の活躍で3-7の入りを見せる。
その後も0.樋口、3.大矢は3Pシュートを決める活躍を見せるが、テンポを上げすぎているために生まれたようなターンオーバーもあり、さいたまの反撃を許してしまう。
さいたまは新潟のミスに漬け込みながらも0.シットンや11.秋山の3Pシュート、25.ミカサボのペイント内のシュートによって39-37と逆転してオフィシャルタイムアウトに突入した。
タイムアウト明けは互いに得点を取ったり取られたりという展開。新潟は24.田中の3Pシュートが決まるものの、その後の24.田中や3.大矢のオープンスリーは決まらず流れに乗り切れない。
さいたまは51.ビエリツァ、11.秋山のアタックで得点するが、オフェンスリバウンドからのシュートも決まり切らずリードを広げるには至らなかった。
それでも、さいたまで言えば11.秋山、新潟は0.樋口、3.大矢と言ったベンチから出てきた日本人選手の活躍が印象的な2Qだった。
スコアは47-44とさいたまが逆転を果たし前半を終えた。

-3Q-

3Qは立ち上がりにさいたまが先制パンチを浴びせる。ディフェンスリバウンドを拾い、37.吉田がボールを受けると、素早い持ち運びからオープンなシュートチャンスを作る。51.ビエリツァ、16.松井が3Pシュートを確実に沈め、新潟がタイムアウトを請求する。
しかし、新潟も30.ラベネルのコーストtoコーストと、7.五十嵐が16.松井のアタックを止めたところからのアーリーオフェンスで8.上江田が3Pシュートを沈め、すかさず反撃に転じる。
その後は両チームの点の取り合いとなるが、さいたまのオフェンス精度が高く、少しずつ点差が広がっていった。途中には、37.吉田が0.樋口からボールを奪ってそのままレイアップを沈めるプレーもあり、点差が2桁に広がった。
終盤にかけての時間帯は、両チームとも相手のペイント内へのアタックに対する収縮がオフェンスを上回り、ターンオーバーとなるシーンが何回か見られた。
その中で、さいたまがファウルをもらうプレーと0.シットンのミドルジャンパーで得点を積み上げることに成功し、73-61と大きくリードを広げるクウォーターとなった。

-4Q-

さいたま11.秋山のスティールで幕を開けた4Qはディフェンスのやり合いの展開となる。ピックプレーに対してスイッチを使いながらうまく守るというシーンが多い印象だった。
新潟はさいたまのオフェンスを止めている状況で反撃に転じたかったが、55.ネルソンからのオフェンスでうまくズレを作ることができず、タフショットもしくはターンオーバーというポゼッションが多くなってしまった。
その中で37.吉田のスティール、そしてフリースローでじりじりとさいたまが点差を広げオフィシャルタイムアウトへ突入した。
タイムアウト明けには28.川邉がタフショットの3Pシュート、11.秋山のドライブアタック、そして86.志冨田がスティールからのレイアップなどと日本人選手の活躍が光る展開となった。
新潟も55.ネルソンを下げ、7.五十嵐、30.ラベネルを中心としたオフェンスから30.ラベネルや32.池田の3Pシュートを成功させるなど、次節以降に向けて戦う姿勢を整えていた。
GAME2は97-79でさいたまが勝利し、今シーズン初勝利を飾った。

-ひとこと-

ネルソン起点の新潟のオフェンスをうまく止めたさいたまが勝利となった。スイッチでスピードを吸収し、ペイント内のスペースを全員で締める守り方が有効だったように思う。
あとは、吉田。彼が遂に本領を発揮してきた。対戦相手からすると恐ろしすぎる…


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