"B3 Research" 〜24-25 B3 第5節 横浜エクセレンスvsトライフープ岡山 GAME2 マッチレポート〜
GAME2
横浜84-66岡山
(21-10,26-17,12-16,25-23)
スターティング5
横浜:大橋・増子・ウィリアムス・ロート・杉山
岡山:ファイ・サミュエル・マーフィー・濱田・佐藤
-1Q-
立ち上がりからペースを掴んだのは横浜。
22.ウィリアムスのポストアップや守→攻へのトランジションで優位に立ち、良いシュートを放っていた。
最初の21.増子のスリーは外れたものの、31.ロートのフリースローライン付近からのシュートと21.増子の3Pシュートで先制に成功。
15.濱田と2.サミュエルのツーメンゲームを中心に攻撃をしてくる岡山に対しては、33.杉山と13.大橋が代わる代わる15.濱田をマークすることによって、うまくディフェンスしていた。
インサイドプレイヤーがボールを持った時のヘルプも速く、33.杉山、21.増子のスティールが生まれるなど12-0のランを作り、岡山を圧倒した。
岡山は22.向井、31.高畠の投入後から徐々にリズムを掴んでいく。
22.向井がゴール下で何とかねじ込んで最初の得点を挙げると、31.高畠がタフショットのスリーを沈める。そして、33.ティミンズが強引にポストアップで押し込んで得点を挙げた。
1.ボイドの投入後に思うように得点を挙げられなかった横浜だったが、良い守備から良い攻撃へつなげ先制パンチを浴びせ、21-10とリードを奪った。
-2Q-
2Qは1.ボイドが積極的にシュートを放つ横浜。
ただ、1Qにも見せたゾーンディフェンスを採用する岡山に対して、決して高い確率で次々にシュートを決めているとは言えない展開だった。
この隙に得点を挙げたい岡山だったが、横浜のディフェンスを前にターンオーバーやタフショットが続いてしまう。
すると、シュートを放ちながら感覚を取り戻してきた1.ボイドの連続得点と16.ソウのオフェンスリバウンドから22.ウィリアムスの飛び込みで8-2のランを作ってリードを広げた。
岡山は1.ファイ、33.ティミンズのゴール下で得点を挙げるものの、横浜の素早いローテーションを前になかなか自由にボールを持てず、22.ウィリアムスに3Pシュートを決められて32-16のスコアでオフィシャルタイムアウトとなった。
タイムアウト明けも横浜のディフェンスが光る展開となる。
一人一人の強度はもちろんだが、相手がペイント内に入ってきた時のヘルプポジションの取り方、そしてローテーションの速さと洗練されたディフェンスを披露。
リバウンド、スティールから速攻にもつなげ、得点を重ねた。
ただ、強度の高いディフェンスがギリギリのところでファウルとなり、フリースローを与えてしまうと、若干ボールを回しすぎる中で岡山のスティールから91.佐藤のトランジションスリーを許してしまう。
それでも終盤には、8.西山の2本のスリーと13.大橋のディフェンスでのターンオーバーの誘発、15.谷口のコーナースリーと横浜の日本人選手が大活躍。
このクウォーターもコート上を支配した横浜が47-27とさらにリードを広げることに成功した。
-3Q-
後半立ち上がりは岡山が流れを掴む。
横浜31.ロートのインサイドアタックを2.サミュエルを中心にチームでガッチリと止めると横浜の攻撃を無得点に抑えることに成功。
横浜のうまいファウルを前になかなか得点を挙げられない岡山だったが、2.サミュエルと5.マーフィーの連続スリーが決まり、0-7のランを作る入りを見せた。
悪い流れの中で1.ボイド、16.ソウを投入した横浜。1.ボイドのアタックで打開を試みるが、成功確率は上がってこず、苦しい流れが続く。
ただ、悪い流れの中でディフェンスで踏ん張れるのが横浜の強み。24秒バイオレーションや1.ボイドのスティールなどで、3回連続で岡山のディフェンスを止めることに成功。
すると、1.ボイドのドライブや22.ウィリアムスのスリーで得点が生まれ、ギリギリのところで耐え忍ぶ。
終盤は33.ティミンズの強さでインサイドをゴリゴリと攻略し、得点を重ねた岡山。
59-43と少し点差を詰めることに成功した。
-4Q-
4Qの序盤も岡山の流れは続く。
ボールをうまく回してペイント内で比較的余裕を持ってシュートを放てるようになり、5.マーフィーのオフェンスリバウンドからの押し込み、77.小池のスリー、31.高畠のフローターで立て続けに得点を挙げる。
しかし、トランジションから8.西山がコーナースリーを決めて悪い流れを断ち切ると、6.小林がピックアンドロールから31.ロートの得点をアシスト、そしてリバウンドから6.小林がそのまま持ち込んで得点。ベンチプレーヤーの活躍で点差を戻してオフィシャルタイムアウトへ突入した。
タイムアウト明けもペースを握る岡山に対して、土俵際で何とか踏ん張る横浜という展開が続く。
1.ボイドの3Pシュートがなかなか決まらない中で、ここでも6.小林が活躍。ペイント外からのミドルショットを確実に沈め、大きな2点をチームにもたらす。
岡山はフリースローと5.マーフィーのドライブへの2.サミュエルの合わせで点差を詰めるが、高い位置からのプレスの裏を取られ、16.ソウのゴール下の得点を許してしまう。
それでも、1.ボイドからターンオーバーを奪うディフェンスで執念を見せる岡山は、33.ティミンズのインサイドの強さを生かしながら、コーナーから18.岡田が3Pシュートを沈め、残り2分を切って遂に9点差まで追い上げる。
しかし、1.ボイドのフリースローで10点差になった後のタイムアウト明け、フロントコートからボールを入れるところで痛恨のターンオーバー。ボールを奪われた88.木村にフリースローを2本とも決められて勝負あり。
18.向井の3Pシュートやファウルゲームで最後まで戦い続けるも、追いつくまでには至らなかった。
前半の貯金をうまく使って踏ん張った横浜が84-66で逃げ切りに成功。7連勝を飾った。
-ひとこと-
前半の横浜の圧倒ぶりはまたかと思わされたが、後半は岡山も押し返して分からない試合になった。
苦しい中でディフェンスで踏ん張れる強みがあるのが大きい。そして、この試合は6.小林。
4Qの4得点1アシストはチームにとって大きな活躍だった。