<鑑賞記録>尺には尺を / ロイヤル・シェイクスピアー・カンパニー
シェイクスピアの問題劇。70年代のイギリスに翻案されていて、衣装とか小道具とかも、ちょっとレトロなテイストで、みんな、どこかちょっとスレてて、世間に疲れている雰囲気が良かった。ロンドンのグローブ座の室内劇場 サム・ワナメイカー劇場での上演。中世の雰囲気が再現されてて、趣があった。けど、昔の劇場を再現している分、新しい演出は試しづらそう。グローブ座で新しい演出を観たいと思う人はいないだろうし、そういう演出試したいなら、別の劇場でやるんだろうな。
よく観光写真とかでみる屋外の劇場は夏にしかやっていないので、まだ行ったことがない。行ってみたい。
先日みた「間違いの喜劇」よりも、クラシカルな演技体で、正統派な印象。シェイクスピアの作品は、色々な演出が試されていて、観るたびに印象が違うので面白い。学割でメチャメチャ安くみれた。2,000円くらい。
コアな話だけど、公爵が女性になっていた。公爵夫人?って事になるのかな。セリフは台本通りらしく、言葉が難しくって言及されてたか良くわからなかった。性道徳とか、結婚とか、との辺に対する新解釈なんだろうけど、これは良くある翻案なのかな?