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【米国株投資】いま話題のETF(VTI、VOO、IVV、SPY)ってなに?人気ETFから考える、つみたてNISAの選び方

■はじめに

ここ4年間ほど、毎日コツコツ1時間、寝る前に投資の勉強をしていますが、まだまだ初心者です。株式投資の勉強する中で、欲しい情報が見つからず、個人的に情報の整理を行うことも珍しくありません。今回は「人気ETFと対応する金融商品(投資信託)の対照表ってないのかな?」と一から調べて作った手作りの対照表を公開します。「投資は奥が深くて楽しい」興味を持つきっかけになればと思います。

(そのため当記事はアフィリエイトリンク、PR、一切ありません。本当に単なる個人的な趣味の範囲で書いています)※内容に関して、あくまで事実を担保するものではない点、ご了承いただければ幸いです。

■ETFってなに?

ETF(Exchange Traded Funds)は、「取引所で(Exchange)」「取引される(Traded)」「投資信託(Fund)」です。証券取引所に上場している投資信託という事なのですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?調べてみた結果を表にまとめてみました。

■ETFは20世紀最大の発明

ETFは上場しているが故に、株式投資と同じくいつでも売買取引できる利便性の高さが最大のメリットです。一般的にはETFは長期投資向けと言われますが、短期投資にも利用できる便利な金融商品です。

2020年時点では、世界のETF純資産総額が8兆ドル(2022年3月時点の1ドル118円で換算して944兆円)を目前にしています。ETF市場は年々拡大を続けています(人気の高さが伺えます)

■ETFってどれを買えばいいの?

株クラ界隈の情報をSNS等で拝見していると、世界3大運用会社である「バンガード」「ブラックロック」「ステート・ストリート」が運営するS&P500に連動する各社ETFの名前を頻繁に目にします。

ティッカーシンボルは順番に「VOO」「IVV」「SPY」です。「ビギナーはとりあえずこれを買え」と言われることも珍しくありません。しかし、なぜS&P500をベンチマークするETFが人気なのでしょうか?特徴を紹介します。

■そもそもS&P500とは

S&P500は、アメリカの代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し指数化した米国の代表的な株価指数です。「Amazon」「Apple」「Alphabet(Google)」「Meta(Facebook)」「Microsoft」といったGAFA含めて、急成長中の米国企業がS&P500の構成銘柄に含まれるETFに投資すれば、アメリカの主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できます。

そのため、個別株を持つよりは、分散投資によるリスク軽減効果が得られるので、初心者におオススメされるようです。ちなみにS&P500は長期的に見ると右肩上がりに推移しています。以下はS&P500の5年間の推移になります。

■S&P500の組入銘柄上位10保有比率

■「VOO」「IVV」「SPY」どれを買うべき?

「3つのうち、どれを買えばいいのか?」と質問をされると本当に困ってしまいます。それもそのはず、この3つのETFは同じ指数(S&P500)に連動するため、運営会社が違えど基本的にはパフォーマンスがほぼ変わらず、誤差の範囲と言われています。

なのでこの3つの中で例えばVOOを選んだとして10年後に「VOOじゃなくてIVVにしとけばよかった」といった後悔をすることも殆どないでしょう。

(とはいえ気になって仕方ないので、個人的に1つずつ同時に購入してみました。結果は10年後のお楽しみ。タイムカプセルみたいでワクワクしますね!)

■よく聞くVTIってなに?

バンガードトータルストックマーケットETF(ティッカーシンボルVTI)が正式名称です。「VTI」は米国を代表する約3800銘柄の株価と連動するように設計されています。「VOO」「IVV」「SPY」が500銘柄なら、「VTI」は3800銘柄と連動します。そのため米国株式市場全体と連動するイメージにかなり近いです。

「投資初心者は、迷ったらVTIでとりあえずOK」と言われる理由は、分散投資の効果が非常に高い点、中長期での安定的成長が見込める米国株式市場全体を対象としている点、この2点のリスクとリターンのバランスが優れていると考えられるからでしょう。そのような理由から「VTI」は多くの投資家から高い評価を受けています。

■VTIをつみたてNISAで買う方法はあるの?

楽天証券ならVTIに連動した投資信託をつみたてNISAで購入可能です。それは「楽天・全米株式・インデックス・ファンド」という投資信託です。ほとんどのETFはつみたてNISAの対象外ですが、こちらの投資信託はつみたてNISAの対象となる金融商品として記載があります。

楽天・全米株式インデックス・ファンド
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHD2

また、金融庁のウェブサイト上の「つみたてNISAの対象商品一覧リスト」の中に、投資信託「楽天・全米株式・インデックス・ファンド」 の名前が見つかりました。つみたてNISAでETF買うことは基本的にはできないので(いくつか例外もあるようですが)VTIの代わりにこれを選ぶとよいでしょう。

■補足:つみたてNISAの対象金融商品一覧は?

つみたてNISAの対象金融商品は全部で208種類しかありません(2022年3月時点)スクリーニング基準値を満たした対象商品の一覧は、金融庁のつみたてNISA特設サイトで確認できます。

【引用】つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別)金融庁(PDF)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/24.pdf

■さいごにETFと投資信託の対照表

今回はS&P500と連動するETF3つ「VOO」「IVV」「SPY」と、人気の「VTI」を中心に紹介した上で、VTIをつみたてNISAで買う方法として「楽天・全米株式・インデックス・ファンド」を紹介しました。ETFと投資信託の違いがわからない方、つみたてNISAを検討されている方、検討の参考になれば幸いです。

個人的に一生懸命調べてメモした表になります。あくまで参考までに。こういう初心者向けのわかりやすい情報ってなかなか見つからないんですよね。

■参考URL:投資信託の詳細

SBI証券:SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBIアセットマネジメント)

楽天証券:iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド(ブラックロック)

SBI証券:iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド(ブラックロック)

楽天証券:米国株式インデックス・ファンド(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)

SBI証券:米国株式インデックス・ファンド(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)

楽天証券:楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)

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