【Google 広告】否定的な意見が多いので、あえてファインド広告の魅力を考察してみた。
こんにちは、ギャプライズの樋爪です。
クライアントに提案すると「ファインド広告ってYouTube上の枠でしょ?成果出るの?」なんて質問を受けることが多々ありました。また、同業他社さんからも「ファインド広告って実際どうなの?」という声を耳にすることが重なりまして、私の回りでは否定的な意見が多いように感じていました。
そんな中、2021年4月まで遡りますが、川手 遼一さん(@RKawtr)の記事が面白くて、思わず私も以下のようなツイートしておりました。
長らく時間が開いてしまいましたが、せっかくなのでnoteにて私の個人的な感想レベルですが、ファインド広告の魅力に触れたいと思います。
■ファインド広告ってどんなの?
ファインド広告の広告枠は以下3つになります。
・YouTube フィード
・Gmail
・Discover
どれも利用者数が非常に多いサービス群で広告在庫が豊富です。また広告枠自体も比較的ユーザーの目に入りやすい場所に存在しています。
月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に
画像引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/9904013
■ディスプレイ広告とファインド広告を3つの切り口から比較してみた
Googleのディスプレイ広告と比べてファインド広告はどのような特徴があるのでしょうか?
「①広告枠」「②クリエイティブ」「③ターゲティング」3つの切り口から、通常のディスプレイ広告と比べてファインド広告が優位性があるポイントを整理してみました。
■比較①広告枠
【ブランドセーフティ】
ファインド広告 > ディスプレイ広告
ディスプレイ広告の場合は、成人向けメディア、政治、戦争といったセンシティブなウェブサイト上の広告枠にまで稀に広告配信されることがあります。
一方で、ファインド広告の広告枠は、Googleプロパティ(Discover、YouTube、GmailといったGoogleが管轄するサービスを指す)内にのみ広告が表示されます。
そのため、ブランドセーフティの観点からも想定外のウェブサイト上の広告枠に配信されるといったことはなく、比較的配信先をコントロールしやすいと言えます。
※参考画像:ディスプレイ広告のコンテンツの除外設定画面
(裏を返せばこれらの広告枠に表示されるリスクがあると言えるでしょう)
■比較②クリエイティブ
【レスポンシブ形式の広告の見栄え】ファインド広告 > ディスプレイ広告
ディスプレイ広告の場合は、様々なウェブサイトに、様々なサイズの広告枠を持ちます。ディスプレイ広告で主流となっているGoogle レスポンシブ ディスプレイ広告(RDA)を導入する場合、不自然なアセットの組み合わせとなるケースは決して珍しくありません。
一方で、ファインド広告は、レスポンシブ形式の広告タイプは、アセットの組み合わせによって、実際にユーザーが目にする広告が自然かつ安定感があるといった特徴があります。
※参考画像(上):ディスプレイ広告のRDAの例(視認性にばらつき)
※参考画像(下):ファインド広告の例(視認性が安定)
※ディスプレイ広告でレスポンシブ形式ではなく、固定サイズのバナー広告を利用する場合はこの限りではありません。
■比較③ターゲティング
【広告ターゲティングの魅力】
ファインド広告 > ディスプレイ広告
ファインド広告は、Googleプロパティ(Discover、YouTube、GmailといったGoogleが管轄するサービスを指す)内に広告が表示されます。
Googleプロパティ内でのみ利用可能な「検索語句を元にしたカスタムオーディエンス」というものがありますが、ファインド広告であれば、この恩恵を最大限に受けることができます。
以下スクリーンショットで選択している「Googleでこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー」がそれに該当します。
■ファインド広告ならこんなことにはならない2つの具体例
やや取って付けたようなネタではありますが、ディスプレイ広告と比較して、ファインド広告なら解消できる問題を2つ紹介します。
■具体例①:同じ広告主のバナー広告が大量に並んでしまう
同じ広告主のバナー広告が複数並んでしまっていますが、このような表示のされ方に不快感を覚える方は少なくないようです。
参考までに発生頻度が多いウェブサイトのURLを以下に貼っておきます。
無料大容量 ファイル転送サービス GigaFile(ギガファイル)便
広告枠の配置の都合上、このような表示のされ方はやむを得ない部分があります。
■具体例②:バナー内テキストが潰れて視認できない。
上記のように広告枠の画像素材(赤枠)に注目してください。画像内のテキスト(文字)が小さく潰れて視認できないケースが確認できます。
Google レスポンシブ ディスプレイ広告(RDA)では、アセットの組み合わせ次第では時々起こる現象です。過度に気にするほどではありませんが、視認性が低い状況はあんまり好ましくはありません。
■まとめ
「ファインド広告って成果でるの?」「そもそもYouTubeの広告なんて見られるの?クリックされるの?」という意見が多かったため、あえてファインド広告を持ち上げる形でやや恣意的な口調で私の意見を述べてみました。
「物は使いよう」です。ファインド広告の特徴を理解した上で、上手く活用して、成果を最大化する道筋を模索していきたいものです。
■おわりに
樋爪(@yasuyuki_ad)のTwitterでも日々業務を行う中で得た気付きをツイートしています。
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