本に金を払うのは気持ちがいい~解体屋ゲンを添えて~
タイトルのままである。私は本、おおよそ漫画に金を払うのが好きだ。
本をレジに持って行き財布から金を使う瞬間ほど、金が滑らかに財布から滑り出て行くこともない。最高の気分だ。
ツタヤのお姉さんがポイントで端数を相殺できますよと優しく伝えてくれるが、なんとかやりくりしてしまう。(これはツタヤ側からすると面倒なのだろうか?)
私は物心ついた頃から物欲が瀕死の女である。幼稚園の頃に庭で佇みながら己の浅はかな物欲を恥じた記憶が鮮やかに焼き付いており、
「半端に欲しいものを買って手に入れ