見出し画像

和歌山鉄道旅①紀州鉄道

「日本一長い路線バス」と同じくらい乗ってみたくなるのが「日本一短い鉄道」。和歌山県御坊市には、全長2.7kmの「日本一短いローカル私鉄」があるそうな…これは乗らなければ!
そこで今回は、新宮市からJRきのくに線で和歌山市に向かう途中で御坊に立ち寄り、この鉄道に乗ってみることにしました。

※新宮までの行程はこちら↓


御坊駅→西御坊駅

2025年1月18日正午、我々はスタート地点の御坊駅へ。

今回の目的の紀州鉄道の乗り場はというと、JR御坊駅の中にあります。ホームの一角を借りている形なんですかね…。
また、バスのような車内精算システムのため、駅には改札や券売機もありません。JRから乗り換える場合は出場専用のカード機にICカードをタッチ、御坊駅から乗る場合は有人改札で紀州鉄道を利用する旨を伝えて入場します。

おお!0番乗り場にいました…!
1両編成のディーゼルカーです!

御坊には藤原宮子の伝説があるらしく…。

さっそく乗ります。車内はこんな感じ。

12:17 御坊駅を出発。
途中いくつか駅があるのですが、これがあまり鉄道駅らしくない駅というか、どう見てもバス停だろ…という光景でした。

そして出発から約8分後には、終点の西御坊駅に到着しました。はやっ…!

西御坊駅

(旧)御坊臨港鉄道
日本一短いローカル私鉄
2.7km    紀州鉄道

「日本一短いローカル私鉄」西御坊駅はやはりちょっとした観光名所になっているようでして…。昔の紀州鉄道の写真が飾ってあったり、訪れた人がメッセージを書けるノートが置いてあったりしました。せっかくなので私も、「日本一長い路線バスに乗ったあとに乗りに来ました!」と書きました。

そして見逃してはならないのがこれ。

なんと、現在は廃止されている西御坊〜日高川駅の線路の名残が残されているんです!テンション上がりますね…!

堂々と線路内に立ち入り列車と記念撮影できるレアスポット
川の向こうにも

こんな感じで西御坊駅周辺で時間を潰し、折り返しの列車で御坊駅に戻ろうとしていたのですが…。駅で運転士さんから耳寄り情報をゲットしたので、紀伊御坊駅まで歩いて向かうことにしました。

紀伊御坊駅

前述のように紀州鉄道は基本的に乗車券を発行していないのですが、この紀伊御坊駅は有人駅となっており、記念乗車券を兼ねて切符(それも昔ながらの硬券)を購入することができます。西御坊駅で運転士さんから教えてもらった情報というのもこのことでした。

紀伊御坊駅外観
(昔は喫茶店でもあったのかな…?)
硬券の記念切符ゲット…!
(乗車券として使えました)
ホームから見えるところに廃車が置かれている様子①
ホームから見えるところに廃車が置かれている様子②
和歌山のこのキャラクターは見たことがあったのですが、
御坊市の、しかも藤原宮子だったということは
今回初めて知りました…!


紀伊御坊駅→御坊駅

13:07 紀伊御坊駅発の列車に乗車。

まもなく御坊駅に到着。
紀州鉄道を利用した旨をJRの有人改札で説明して出場しました。

ここからは和歌山市を目指して北上します…!

〈感想〉紀州鉄道に乗ってみて

「日本一短いローカル私鉄」は、鉄道ファンの興味を引く存在であると同時に、地域の人にとっては路線バスよりちょこっと便利な移動手段なのかなと感じました。
あっという間でしたが非常に印象に残る旅でした…!

次回は、和歌山電鐵貴志川線の旅です!


いいなと思ったら応援しよう!