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東浩紀「平和について(前篇)」『ゲンロン17』感想メモⅠ_大文字のF

webゲンロンからメールが届いて応答責任を感じたので、東浩紀「平和について(前篇)」『ゲンロン17』の感想メモを書きはじめることにする。
新潟での「らんまる」(@嵐渓荘)から戻って、トークイベントのテーマだったガンダムの話から派生して、
<マンガ・アニメ・ゲームの中における「大文字のF」>
という問題について考え続けている。そしてそれは、1970年を起点として徐々に進行しはじめ1980年代以降の日本で表面化して現在進行形である、【「稲作農業を基盤とした常民文化が終焉」を迎えつつも「電気電子工業を基盤とした新常民文化は未成熟」であるという困った状態】、を象徴した問題であると思っているので重視しているのである。特に興味深く感じるのは、その中で考えていた簡易年表と、東浩紀「平和について(前篇)」『ゲンロン17』の中で展開される世界情勢(バルカン半島情勢)の時系列を簡易年表にしたものが、ある程度符合するのである。
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1983-1984:ファミコン発売(日本1983)_サラエヴォ五輪(世界1984)
1985-1986:Zガンダム(日本1985-)_ドラ鉄人兵団(-日本1986)百式
1988-1989:G逆襲のシャア(日本1988)_冷戦終結とソ連崩壊(世界1989)
1991-1994:FFⅣ-Ⅵ(日本1991-1994)_クロアチア紛争(世界1991-1995)
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少し連載的に書き継ぎ、まとまったらシラス番組のレヴュー欄に投稿する文章に活用する予定である。


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