村上春樹が鋭く自覚した、中東情勢をスルーすることによって戦後日本の平和主義が「自分たちが巻き込まれたくないための偽善」に堕落してしまったという問題。それはその後、亀山郁夫『ドストエフスキー「悪霊」の衝撃』(光文社新書、2012.)によって深められたと、私は考えている。
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