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♫赤い〜リンゴに唇よせて〜♫

信州中野のりんご農園(丸山フルーツ農園)を訪問。
丸山フルーツ農園はHIYOSHIにリンゴを提供して下さっています!!
JR飯山駅(とても綺麗でセンスの良いみやげ物屋が1階にありました)に降りたち周囲を見渡す。

飯山駅からの景色

駅周辺は平らだけれどすぐに山への傾斜が始まる景観はいかにも長野県らしい。
だけど行きなれた佐久平の周辺の景色とはどこか違う。

【蛇足ですが・・・子供の頃に夏休みの宿題で日々の天気を書くというのがあった。その天気の印の中に快晴〇(雲が全天の1割以下)と言うのがあったが、長野県に住んでいるとそんな日は一日も無い。
なんせ周囲を山で囲まれているので、空には常に雲がわんさかと存在した。
夕立ともなれば雨が線を引いたように襲って来た。自転車を必死で漕いでも黒い線が凄い速さで迫ってくる(筆者は長野県でそんな子供時代を過ごしました。坂だらけだし寒くて嫌だったなぁ)。】

見慣れた信州の山並みのはずだがどこかが違う・・・なんだろう??
車を走らせて山に近づくにつれ納得した、生えている樹の種類が違うのだ。
新潟に限りなく近い飯山地方に生えている樹は佐久地方の樹とは違う(種類はわからないけど)。あぁ長野県は広いなぁと改めて感心しつつ農園に。

リンゴ畑とご面会

上水内郡(かみみのちぐん)飯綱町にある丸山フルーツ農園に到着。
早速畑に足を踏みいれる(ワクワク)。
赤く色づく直前のサンフジ達が出迎えてくれました。
・・・あれっ? なんか頭の中にあるリンゴ畑とちょっと違うなぁ・・・。
何だろう・・・・・?

木の形状と地面に違いがある事に気が付いた!
かつて弘前のリンゴ農園を訪れた時の農園のイメージが強く残っていた。
弘前の農園の木はもっと高く育てていた。それと地面には反射シートが全面に敷いてあった。
その二つの違いだけで大きく違って見えた。

結構な傾斜だぁ

もう一つは傾斜だなぁ。
結構な傾斜。弘前は平らだったなぁ。
園主に聞いたところ傾斜がきついので高くすると脚立に乗った時にかなり危険だとか(そりゃそうだ)。だから高くせずに横に枝を延ばすのだそう。
しかもこの地域の土は柔らかく少し雨が降っただけで脚立を立てた時に危ないそうだ。かつて脚立が倒れた際に足が挟まって骨折した事もあるそう(ダァー、考えただけで痛そう)!!

たわわに実ったりんごちゃん

色づく前のサンフジがたわわに実っている。
この段階になるまでの農家の努力を聞くと気が遠くなりそうでした。
何町歩もあるリンゴ畑に実っているリンゴ全てを4回ほど球回しするそう。1個のリンゴを時期を見てくるっと横に1/4ほどづつ回すのを、すべてのリンゴに施す。
「はい? ぜ、全部を最低4回は手をかけるってこと???」思わず聞き返した。「そうだよ」と何気なく帰ってくる答え(・・・いったい何万個あるのよ?!)。
とてつもない労力と時間。
それだけでは無かった、大きく育てる為に不要なリンゴを取り去る事も、ひとつひとつのリンゴに十分に日光が当たる様に葉を取り去る事も、良い木にする為の枝落としも。まだまだ作業は覚えきれない程あった(聞いていてあきれるくらい(*_*;)。
一年中手入れし続ける労力と根気に脱帽です。

人気のシナノスィート

食べるのは簡単だが作るのは本当に大変だぁ。
野菜農家には野菜農家の、果実農家には果実農家のご苦労が。感謝します。
美味しいリンゴや野菜を作って下さる皆さんに改めて感謝します!!

わい化栽培も挑戦中とか

またまた見慣れないリンゴ畑の光景・・わい化栽培と言うのだそう。
高くせず手入れがし易いのが特徴らしいが、いまいち納得のいかないご様子でした。横移動しか出来ないからかえって面倒が多いとか。
何事も一長一短だねぇと(*´Д`)。

これも人気、シナノゴールド

写真の数々をご覧になってお気づきだろうか?!
やたらと地面に草が生い茂っているでしょう。
丸山フルーツ農園は除草剤を使用していないんです。化学肥料も使用していません。
えっと・・・この広さの畑の雑草を薬を使わずに・・・考えただけで気が遠くなりそうでした(私は根性無しなので農家になれないと告白しました😢)。
反射シートを使わないのにも拘っていて、シートを使うと不自然な色が出るのが嫌なのだそう。自然のリンゴの色も楽しんで欲しいと仰っていました。
言われなければ分からない程の違いでも、こだわりを持って栽培している生産者からすると大切な部分。
こんな小さなこだわりの積み重ねが美味しさに影響するんだろうなぁと。

上部の黄色い部分は日焼けと言われる

最後にもう一つだけ。
上の写真の日焼けと言われる部分があると、それだけで価値が低く評価されてしまうのだそう。味に変わりはないそうです。
HIYOSHIでは普通に買い入れています。もしお手元に日焼け部分のあるリンゴが届きましたらご理解頂きたく存じます。
一年かけて作ったリンゴが日焼けだけで安く値引かれてしまうのは、いささか忍びないではありませんか。

🍎いつでもどこでも手に入るリンゴですが、少しでも美味しいリンゴを使って頂きたく丸山フルーツ農園から提供して頂いています。
生産者の熱意や努力を感じながらご利用頂ければ幸いです。

次は🍇農園の訪問です。
お楽しみにぃ(^_-)-☆

リンゴの木の隙間から見上げた空は素敵でした💕


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