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若手を巻き込むことが私の役目 / スタッフ紹介08

日和山観光で働いているのはどんな人だろう?

これまで若手社員代表にインタビューをしてきました。今回は採用も担当するベテラン社員にスポットを当て、入社してからどう成長されてきたか、現在の目標、そしてこの会社で働き続ける理由を探っていきます。


 01.プロフィール

氏名:ホテル金波楼/M・Sさん
業務:ホテル予約担当/採用担当/チーフ
入社:1998年

02.インタビュー

>なぜ金波楼に?
特別に旅館業とかホテルがしたかったわけではないんです。地元の企業であり、子供の頃からよく日和山に遊びに来てたし、親近感はあったので。だから就職先としてここを選びました。
 
>入社してみてどうでしたか?
全く自分の中で接客のこともわからないし、旅館のこともわからないから、逆に苦しむことはなく。ただ、今だと多分嘘っぽく聞こえるんでしょうけど、僕は人と喋るのがすごい苦手だったんで。

フロント時代のイメージ

>嘘っぽいですね(笑)
最初はそこ苦しんでました。喋ったりするのは苦手だけど、自分に何ができるかって。そこで、始業時間より毎日早く来て、その日のお客様の情報とかを全部頭に入れて。一番ベストな方法は何かって事前に対策を考えるようにしました。
例えば車椅子を貸してほしいお客様がお越しになるとしたら、言われる前に自分からお持ちしますねって声をかけたりとか。そうすると結構感謝されました。喋るのは得意ではないけど、準備して何かをするのは意外と得意なのかな、そのあたりから自信が持てるようになりました。
しゃべりは先輩のワードを盗みながら徐々にやっていって、気づいたらフロントは13年ぐらいやってました。その頃には今みたいに結構ペラペラ喋るようになってましたね。金波楼に育てていただいたところです。

今ではすっかりペラペラに

>そこから予約に仕事が変わりましたね。予約とはどんな仕事ですか?
 当時は団体営業がメインで、よく自分から旅行会社さんに営業に行ってました。インターネットプランも作って販売もしていましたので、団体さん、インターネット経由のお客様、旅行会社から来るお客様たち。そうしたお客様の予約の受付を一手に引き受けていました。今だとインバウンドのお客様もありますね。

>順調なキャリアに見えますが苦しかった時期はありますか?
 しんどかった時期はまず入ってすぐですよね。自分の仕事がパツパツになっていた時期。やっぱり入社すぐはなめていた部分があったのかも。それから予約に変わったとき。同じホテルの中でも部署が変わるだけで仕事がこんなに違うのかと思うんです。覚えることもまた1からだし。フロントに13年ぐらいいたから、分かったつもりではいたけど…深いなっていう。
 
>何が一番違うんですか?
予約は交渉事をしないといけないんです。何度も何度も打ち合わせするし、あとはいろんなところ社内だけじゃなくて社外にもいろんな手配をしなきゃいけない。春夏秋冬で客層も変わるし、良くも悪くも1年やってみてようやく慣れてきました。

>現在は管理職であるチーフ職ですがそこでの変化はありましたか?
あまり自分に役職がついたから変わったなっていうのはないですね。当時からちょっと自分で言うのもなんだけど、自分がそのぐらいのつもりで仕事はやってたので。ただ実際ね、チーフとかになると自分の部署だけを見てたらいいわけではないので。今は採用もがっつり取り組んでいて、一番のメインぐらいになっています。ただ、増えた仕事もあれば、もう辞めていった仕事もあるので。今は結婚式の担当とかは止めてますね。
 
>一番思い出に残ってるお客様などはありますか?
そうですね、3兄弟の結婚式を担当させていただいたことが思い出に残っています。特別なことはしてないのに、おかげさまでしたなんて言われたらもう、恐縮しちゃうんですけど。ありがとうって言われると非常に嬉しいですね。

>幅広い仕事をされてきたんですね。
フロントで最初の頃うまくいかなくて、ようやくできるなって思ったら今度は予約になって。予約もなんとか軌道にのってきたとき、管理職に。元々自分がやらないとって思いがあったので、難しいっていう感じがしなくなったころ。今度は採用担当になって、また1からですよ(笑)
また勉強させてくれるのかという、いいタイミングで場所が変わったり新しい大きい仕事が来たりっていうのはあるかもしれないですね。もう40過ぎてからまた1から覚えてやっていくっていうのは大変だけど、やりがいがあります。

>後輩とうまく仕事に取り組まれている印象があります。心がけていることはありますか?
 こちら側に取り込もうというよりも、巻き込もうというか。やっぱ1人じゃ何もできないんで。みんなで持ち上がっていかないと、特に旅館の仕事ってもう1人じゃ本当何もできないから。自分が何でもわかってるわけではないんで、先輩だけでなく後輩でも普通に教えてもらうし、苦手なことは頼んでやってもらうし。
 
>今の目標などはありますか?
目標じゃないけど自分がしなきゃいけないことっていうのは、若手のやる気を引き出して引っ張っていってあげること。そういう役割ですね。やっぱり長く働いてほしいし、楽しく仕事をしてほしい。自分もそうだがやっぱり1年するとマンネリ化してくるので、何か常に刺激を与えてあげたい。それは難しい仕事だったり、ちょっと楽しい研修だったり。皆さん優秀だから、とりあえず全部任せると自分で考えてできるので。その中で責任感もついてくる、そんな感じ。
 

>一番影響を受けた先輩はいますか?。
もう退社されたけど前任のチーフかな。この人はもう「人たらし」。コミュニケーション力は抜群でした。あとは今の支配人。行動力が早くて、何事も恐れない。そんなところから影響を受けたかもしれないです。
 
>逆に後輩はどう思われていると思いますか?
予約という仕事は近寄りがたいかも。ただ最近は採用や育成にかかわるなかで、若手のやる気出しに接点が出来てきたので。もっと近い存在になれたらいいですね。


03.金波楼のココが好き。

>最後に金波楼のココが好き、を教えてください。
「人」ですね。なんで今も仕事が続いてるかの理由でもあるかな。やっぱ仕事は大変なときもあったんで、実際やめようかなと思うことが若い頃はあったと思うんです。けど、人がいいんですよね。この人たちとだったら頑張れるかな、と。とにかくみんな人がいい、それですね。

インタビュー:今津
写真:山田


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