【たなばたの行事食とは!?】

こんにちは🥰
皆さま、いつも誠にありがとうございます🥰

この数日、静岡県や山陽地域など日本各地にてたいへんな降雨量となっています。
皆さまのご安全を心よりお祈り申し上げます。

さて、ご縁あって、少し前より、あるお仏像をお預かりすることになりました。
お仏像をお預かりすることは、最低限のお祀りはせねばなりませず、それは容易なことではないので、ゆかりのお寺に委ねることが最善策と思います。

しかし!

どんなことが起こっても、
「与えられていることに意味がある」と考えるたちでございますので、今回も学びの機会にさせていただこうと思い、お寺に委ねますことは少し先にさせていただくことに致しました。

まだ開眼供養がなされていないお仏像ですので、開眼供養で仏様がお仏像にお入りになった時に「えらい音痴なお経やなぁ」(なぜか関西弁)と思われないように、今は毎晩、般若心経をうたっています🥰

この頃は、いよいよ、お経をあげている夢を見て目が覚めるようになりました(笑)

そして、ただお経を諳んじることができるようになるだけではなく、お経の意味を学んで、その意味をかみしめながら唱えようといたしておるところでございます🥰

さて今日は、昨日の投稿の続きです🥰

昨日は思いあまって長文となり、失礼をいたしました🥰
結局3,500文字ほど書いていたようです。
今日は2,000文字ほどにおさめるようにしたいと思いますので、お付き合いいただけますと幸甚に存じます🥰

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昨日は「節供」の意味についてお伝えいたしました🥰

ふりかえり✨

「節供」とは、もともとは「節目の日の神仏へのお供え」をさし、そのお下がりをいただく「行事食」のことをさしていました。

お正月の「お節」
人日の節供の「七草粥」
小正月の「小豆粥」
節分の「巻き寿司(恵方巻)」
上巳の節供の「蛤のお吸い物」
お彼岸の「ぼた餅・おはぎ」
端午の節供の「柏餅」や「粽」
などは皆さまも良くご存知のことと思います。

では、七夕の行事食はいかがでしょうか?
急に聞かれると、何だったかな?とお思いになるかもしれませんが、答えをお聞きになると、
そういえば✨とお思いになると思います🥰

答えは!

お素麺です✨

江戸時代以降は、七夕の節供のお供えにお素麺もなされるようになったことが記録で残されています。

奈良時代に、古代中国の唐から「索餅」という食べ物が日本に伝わりました。
この「索餅」は、麦と米の粉を練って細長く伸ばし、縄のように編んだものを蒸して乾燥させてつくったことから、日本では麦縄(むぎなわ)とも呼ばれ、素麵の原型と言われている食べ物です🥰(揚げ菓子説など作り方や食べ方は諸説あり)

奈良時代には、お米のはざかい期の夏を乗り越える保存食として重宝され、正倉院の文書には平城京における索餅の取引の記録が残っています。

平安時代の宇多天皇の御世(在位887 – 897)に、宮中行事として七夕に索餅を食す行事が取り入れられた記録が残されています。

(『年中行事大辞典』には“『年中行事抄』は中国の故事を引きつつ、七夕に索餅を食せば瘧病(おこりやまい)にかからないと述べる”とある。
民間行事となっていた七夕に索餅を食すことが宇多天皇の御世に宮中行事にも取り入れられたという根拠も同書より。)

その後、索餅は素麺だけでなく、「しんこ」というお菓子やうどんなど地域性の影響を受けていつくかの食べ物に発展していったようなので、七夕の行事食がお素麺でない地域もおありになるのかなと思っています。

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節供には「床飾り」をします🥰

床飾りの目的はやはり神様へのお供えです🥰

なので、季節の初物をお供え(お飾り)します。

七夕の頃は、夏野菜の季節を迎えますので、瓜や茄子等の夏野菜を季節の初物としてお供えします。

「この地域でこんな農作物が採れました。ありがとうございます」と、神様に報告するのですね。
そして、「また来年もお願いします」とお祈りします。
その後、神様のお下がりをありがたくいただきます。

恩恵を受けて、お供えする。
お供えをして、ありがたくいただく。
「贈答(贈礼と答礼)」の起源も神様からいただく恩恵と神様へのお供えから始まります。
こちらの話(贈答の話)はまたの機会に。

実は✨
行事食にはもう一つの側面、大きな役割があり、そのことについてはまた明日にお伝えさせてくださいませ。

今日は以上です🥰
お読みくださり、ありがとうございました🥰

【七夕の節供の床飾り】
・長熨斗
・干鮎
・瓜などの夏野菜
・赤飯
・若竹(短冊、リリアン糸で飾りつける)
・皆敷(芋の葉)

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