20代の私、ありがとうさようなら
今日は20代最後の日
特に何もないのだけど、日記的に今の気持ちを残しておこうと思う
10年って長いなあ
1年はこんなにも短いのに
この10年は「布」と共にあった
「布」と一緒に過ごすことを願った10年だったように思う
「布」が大好きになって
「布」に私のことを必要と思ってもらいたかった
「布」のために感情を熱く押し出して
できたこともたくさんあった
その景色は素晴らしかった、すごいものを見せてもらった
大変な思いをしたけれど、良かったと思う
周りの皆さんにも頑張ってもらってできたこと
私は恵まれていたな
良いこともあれば悪いこともある
うまくいかないことを受け入れられなかった
全てが順調にいっているように見られたかった
私のことを必要としてほしいと「布」に縋っていた
「布」がなければ何もない自分だと思っていた
ここ数年はその思いが強かったな
でもうまくいかないことが続いて
何もかも手放して
そこで始めて
私は何もなくていいんだ
「布」がなくても生きていける
私はただ布が好きなだけなんだ
「布」のために生きているのではなく
私が楽しいことのために生きていい
と思った
そこからすごく楽になった
私が楽しいと思えることのためだったら
泥臭くなってもいいから
楽しいことをやるために生きていこうと決めた
それが社会的だからとか
社会貢献だからとか
もちろん忘れてはいないけど
ひとまず置いといて
私が楽しい
布が見たい
その瞬間に
私は生きてる!と思えるから
それだけ考えようと思った
私はよくやった
私はよく頑張った
その頑張りがあったから皆様に支えてもらったんだと思う
だから、もうさようなら
今度は私が楽しい
私が楽しいことをしていこう
それでいいじゃん
と思っています
多くを抱え込んだな、20代の私
その自分を好きでいたし
その自分でいなきゃ評価されないと思っていた
よしよし、よくやったよ、偉かったよ、私
本当に大事なものだけ
今は持って
30代に突入していこう
と思っています
来年の春頃に
全て新作の布の展示会を都内で開こうと思っています
とりあえずね
それがビジネス的にどうだ、とか
考えるの苦手なので(まあ少しは考えますけど)
私が幸せになる布たちを作っています
でもね、布はしあわせだからね
しあわせはみんなに伝わると思っているから
何かが起きてくれないかなあと思っています
ぜひ楽しみにしてもらえたらいいな
これからの10年も「布」と共にあると思います
それは私が布を愛しているから
でも布以外のこともするかもしれない
それは紙かもしれないし器かもしれない
未来はどうなるかわからない
自分が楽しいことを中心に据えて
その気持ちが一番大事だったことを忘れずに
いつでもわくわくときめいていたいです
その気持ちがみんなに伝わって
みんなもしあわせになって楽しくなる
そんな10年になったら幸せだし最高だね
もちろん大きな夢は忘れてないけど
今は一歩一歩を踏み締めて噛み締めていきたいのです
それが大事だと気づいた、20代の自分からのプレゼントでした
2022 / 12 / 12
29歳のひよりより
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