#9 業界課題を提案力で埋める
日和建設株式会社の山下徹也です。
タイトルが少し大袈裟になってしまったかもしれませんが、釣りではなく本気の覚悟を持って執筆しております。
この記事では当社で掲げるビジョン『安心と感動の未来をつくる』の実現に向けて2025年に取り組む営業方針の一つについて共有させて頂きます!
情報の非対称性を埋める
非日常と向き合う建築の世界
家を建てたりリフォームをすること。それは多くの方にとって人生で一度あるかないかの「非日常的」な出来事だと思います。しかし、私たち建設会社にとっては日々の「仕事」であり、日常の延長にあります。当社も営業活動の中でこの「非日常」と「日常」の交錯が、お客様との間に「情報の非対称性」を生む大きな要因だという課題を感じておりました。
お客様は初めての経験ゆえに建築の専門知識を持たないことがほとんどな一方で、建設会社はその道のプロとして膨大な知識と経験を積み重ねています。このギャップを放置すると、お客様にとっては不安が募るだけでなく、最終的に「こうなるとは思わなかった」といったミスマッチが生じるリスクも高まります。こういった問題は当社のみならず業界全体として抱えている大きな課題だと思っております。
2025年の当社の営業方針は、この情報の非対称性を埋めること。
そのために私たちが今まで行ってきた提案やご説明にプラスαの手間や工夫を加えながら、お客様に「安心と感動の未来」を届けられるような提案を行なってまいります。お客様一人一人を大切に、他社よりも一歩二歩上回るご提案に加え、どこよりも親切丁寧な説明が出来る。そんな会社を目指してまいります。
情報の非対称性を埋めるために
前述のとおりお客様にご安心いただくためのご説明や提案力を上げていくことは当社が掲げるビジョンを実現するためには欠かせない挑戦です。
どのように達成していくかを4つの指標に分けて記述してまいります。
1. 専門用語を「翻訳」する
建築業界には、専門的な用語や概念が数多く存在します。たとえば「耐震等級」や「断熱性能」、さらには「仕上げ材」など、社内では日常的に使う言葉でも、お客様にとっては理解が難しいことがあります。
そこで、今年はお客様にわかりやすい形で翻訳した提案書を作成することを目標に掲げています。実際に新年早々、営業資料や基本仕様を全力で見直し改善しております。具体的には、以下のような取り組みを進めてまいります。
イラストや写真の活用: 言葉だけでなく、視覚的に理解しやすい資料を今まで以上にご提供できるように致します。ビジュアルでもワクワク出来るような提案書をご提示出来るように3Dパースの活用やお客様目線の提出図面作成を今まで以上に取り組んでまいります。
例え話を活用: 「この断熱材は、冬にあったかい布団のような役割を果たします」といった身近な例を使ってご説明します。営業会議では数字を追うだけでなく提案や説明の幅を広げられるようなアイデアが飛び交うような時間を設けます。
専門用語集の作成: 口頭での説明に留まらず、提案書の末尾に簡易的な用語集を付けることで、お客様がいつでも確認できるようにします。
2. 対話を重視する
提案書だけでなく、お客様との対話にもより一層注力してまいります。
打ち合わせの中で、施主様がどのようなイメージを持っているのかをしっかりと確認し、ご不明点があればその場で説明する姿勢を徹底します。
「お客様が納得するまで丁寧に説明する」ことを基本方針とし、お客様が「自分の理想がきちんと伝わった」と実感できる時間を共有することを目指します。
3. フィードバックを大切にする
今年は今まで以上にお客様からの感想やご意見を積極的に収集します。
提案書や打ち合わせ内容でわかりにくかった点はなかったか?
完成後の仕上がりについて満足いただいてる点、ご不満な点は?
これらのフィードバックをもとに、次回の提案資料や説明方法を徹底的に改善してまいります。
4. 情報発信を強化する
広報面においてはバズる・より多くの方に見てもらえるような発信を心掛けることも大事ですが、当社では情報の非対称性を埋めながら関心を持っていただけるような良質なコンテンツをお届けできるよう今年から広報部にも目標指標を設けてまいります。
業界未経験のNatsukiを広報担当として仲間に迎えました。
社内でお客様視点に最も立てる彼女の感性を大事にしながら広報活動を行なってまいります。お客様に寄り添いながらもプロの見解を示せるような情報発信をビジョンに沿った行動指針を基に進めてまいります。
「安心と感動の未来をつくる」ために
当社の仕事は、単に「建物を建てる」「リフォームする」といった物理的なモノづくりだけではありません。その過程を通じて、お客様に「安心」と「感動」を感じていただく体験をご提供することこそが当社の提供できる価値だと考えております。
安心を届けるために
安心は「この会社に任せてよかった」と思っていただける信頼関係から生まれるものだと考えております。情報の非対称性を埋めることでお客様が十分な情報を得て、納得したうえで意思決定をしていると実感していただけるよう努力を続けてまいります。
感動を届けるために
感動は、期待を超えた結果によって得られるものだと考えております。
完成した建物を見たときに「自分が思い描いた以上の出来栄えだ」と驚いていただけるような提案や施工をこれまで以上に心掛けて参ります。
そのためには、お客様の理想をしっかりとヒアリングし、それを形にするだけでなく、さらに付加価値を感じていただけるようなご提案を行えるよう一つ一つの物件に全力で向き合ってまいります。
未来への取り組み
情報の非対称性を埋めることは、一朝一夕には達成できません。しかし、この目標を共有し、具体的な取り組みを積み重ねていくことで、少しずつ掲げるビジョンの達成に近づけていけると信じて取り組んでまいります。
今年は、特に以下の3つに力を入れていきます。
提案書のさらなる工夫: 見た目にもわかりやすく、お客様にとって親しみやすい資料の作成に投資します。
対話の充実: 打ち合わせやフォローアップの時間を大切にし、お客様との信頼関係を強化します。
社員教育: 社員一人ひとりが「安心と感動」を提供できるスキルを身につけるための研修に重きを置きます。
上記の取り組みを通じて、「安心と感動の未来をつくる」というビジョンを具体的な形で実現していけるよう全社一丸となって取り組んでまいります。
最後に
当社の仕事は例外なく人生や社歴において転換期となるようなタイミングで訪れます。日和建設では、その大切な瞬間をお客様と伴奏しながら、より良い未来を築くパートナーになれる存在を目指しております。
情報の非対称性を埋めることは業界全体の課題でもあります。そしてお客様と当社が真の信頼関係を築きビジョン達成を目指す上での第一歩であり終わりなき挑戦だと考えております。
当社では「安心と感動の未来をつくる」ために本年も精進してまいります。
日和建設株式会社は総合建設業・一級建築士事務所・不動産業を営む建設会社です。お陰様で創業より52年、大阪府八尾市で地域の皆様に支えていただきここまで続けることができました。ありがとうございます。厚く感謝申し上げます。
今期のスローガンは『New Challenge』
皆さまのお悩みをより多く解決すべく、新規事業部を複数立ち上げました。
現在は『大型建設工事』『リフォーム』『不動産開発』の設計職・営業職・施工管理職を大募集中!
建設を通して、もっと「安心と感動の未来づくり」をしていきたいと思っております。一緒に地域の笑顔を増やす仲間を募集したいと思いSNS発信を続けております。
発信を通して、少しでも当社にご興味を持っていただいた方はDMや公式LINEからでも構いません。是非とも気軽にご連絡お待ちしております!