それホントに大丈夫?危険な銘柄を見分ける方法

こんにちは!山口弘晃です。
今日は最近マーケティングで企業分析をしてる中で気づいたことがあったのでそこについて勉強してきました!

これは自分自身の話になるのですが、企業の財務諸表…

「全く読めねぇ!」

こうなったわけです…

企業分析はとにかく財務諸表を読めないと話にならないなと感じましたね
企業が成長したわけ、衰退しているわけ、どういう風に利益を出しているのか、どういったことにお金を使っているのか。企業が今後何をしようとしてるのか。などなど財務諸表から企業の動向がわかります。
これを理解していたら企業分析はもちろん銘柄を選ぶ際にも使える知識なのでは?

今回含め何回かに分けて財務諸表での基礎知識をアウトプットしていきます。

では行きましょう!

参考著書


今回は入門編としてこちらの本を参考に勉強しました。

原作:勝間和代
「決算書は必ず裏を読め!」

URL https://www.amazon.co.jp/%E6%B1%BA%E7%AE%97%E6%9B%B8%E3%81%AF%E5%BF%85%E3%81%9A%E8%A3%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%81%EF%BC%81-%E5%8B%9D%E9%96%93-%E5%92%8C%E4%BB%A3-ebook/dp/B00AQBZ7N8/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E6%B1%BA%E7%AE%97%E6%9B%B8%E3%81%AF%E5%BF%85%E3%81%9A%E8%A3%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%81&qid=1596451712&sr=8-1

学びたいジャンルで知識が乏しい時ストーリー性のあるマンガ本を選ぶと比較的、頭に入ってくるので非常に理解しやすいです。テキストのみで且つ対話形式の本も同じようにわかりやすいですね。
アフィじゃないんで気になった方は気軽に買ってみてください。
会計のかじったくらいの人(自分)が読むと刺さりやすい内容でした。
全く分からない方でも単語さえ調べていけば分かる内容だと思います。


ビジネスの基本形

どんな業種でも次の流れがビジネスの基本形になります

①銀行から借りてきたお金(負債)や株主から出資されたお金(資本)を
②設備や商品に投資し、
③それを仕入れてきた値段よりも高い価値をつけて掛けで売る。
④すると、その商品が売上原価になり、
⑤利益が生まれ、
⑥その売掛金を現金として回収するとキャッシュが生まれる。
⑦お金を貸してくれている人(①)に返済したり配当を払ったりしたあとで、残ったお金を設備や商品に投資し(②~に続く)

賃借対照表を見るポイント

資産の部
資産の部の項目は大きく3種類に分けられる

①本当に額面通りの価値がある資産
②換金性はあるが、額面通り価値があるかは不明
③いづれ費用化しなければならないもの

流動資産
 現金/預金→①
 受取手形/売掛金→②
 有価証券→①
 棚卸資産→②

固定資産
 有形固定資産→③
 建物及び構築物
 備品
~~~~~~
 無形固定資産
 ソフトウェア
~~~~~~

繰延資産→③

ここでは将来の費用大きくなる会社現金、預金、受取手形、売掛金、有価証券以外の資産の部が大きいのが考えられます。(特に固定資産額は要注意)


負債の部
負債の部の項目は大きく2種類に分けられる

①いわゆる「借金」いずれは返さなければならないもの
→額が大きすぎるものは要注意
②「〇〇引当金」とは利益の繰延、「前受〇〇」とは将来の利益
→投資家にとっては悪いものではない

流動負債
 支払手形/買掛金→①
 短期借入金→①
 前売地代→②
 賞与引当金→②
 ポイント制度引当金
~~~~~~

固定負債
 社債→①
 長期借入金→①
 退職給付引当金→②
 リストラ引当金→②
~~~~~~

ここでは資産の部が良いものばかりではないのと同様、負債だからと言って悪いものばかりではないということがわかります。


損益計算書を見るポイント

売上高
 売上原価
売上総利益(売上高-売上原価)→「粗利」ともすべての利益の源泉になる
 販管費及び一般管理費
営業利益(売上総利益-販管費及び一般管理費)→「本業の儲け」を表す
 営業外収益
 営業外費用
経常利益(営業利益+営業外収益-営業外費用)→来期予想の重要指標
 特別利益
 特別損失
税引前当期純利益(経常利益+特別利益-特別損失)→直前の特別損益に注目
 法人税、住民税及び事業税
当期純利益(税引前当期純利益-法人税、住民税及び事業税)→直前に差し引く法人税に注目

損益計算書はかなり印象操作が可能なところなのでよく見ないといけない
企業側はいい決算だと思わせようとしたとき以下の傾向が良く見られる
・営業利益を大きくみせるため売上高を大きく、販管費は小さくする傾向がある
・どうしても経費として計上しないといけない場合は営業利益~当期純利益のところで行う可能性が高い

はいでは次キャッシュフロー

キャッシュフローを見るポイント

キャッシュフローはCFと略されることもあります

キャッシュフローは大きく分けて3つ

営業CF→どれだけキャッシュを稼いだか
・稼げば+になる
・健全な会社であれば売り上げとともに営業CFも伸びる

投資CF→どれだけ投資したか
・投資すれば-になります
・投資先を確認(自社設備なのか、他社買収なのか)

財務CF→どれだけ借金を返したか、配当を渡したか
・返済すると-になります
・投資したあと残ったものが返済や配当に割り当てられていることが多い

良いCFと悪いCFの例

良いCF
本業で儲けた分(営業CF)を投資(投資CF)に回して余った分を借金等(財務CF)に支払う

営業CF 40億  
 ↓
投資CF △30億
 ↓
財務CF △10億

悪いCF
いい例のように30億円投資したかったが、本業(営業CF)10億しかもうかってないので株式や社債発行で借金(財務CF)で20億まかなって投資を30億(投資CF)する

営業CF 10億
 ↓
投資CF △30億
 ↑ 
財務CF 20億 

矢印の向きに注目すると判断しやすいです

最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は財務諸表のポイントについてのお話でした。
用語解説はそこまで細かくできてないので、都度調べて覚えていくのが手っ取り早いのかなと思いました。
これを読んであの数字だらけの企業決算短信が少し見やすくなったと感じてもらえれば幸いです。
次回からはもう少し深堀りして財務諸表をみて解説したいと思います。

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