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☺自分の 居場所☺

自分の居場所がないと感じている人が多いらしい。
とても切なくなる。

私は、幼少期から 自分に居場所がないことを感じていた。
家にいても邪魔にされ、何をしても怒られていたから。

保育園に入っても 友達がつくれなかった。
園庭で遊んでいる集団に『 い~れ~て~ 』なんて
言えるわけがなかった。
『 ダメ! 』って言われたら…どうしよう…怖さで いっぱいだった。

年長組になると、なぜだか毎日のように《 一年生になったら 》を
歌わされた ( 今の若い子は 知らないかな (笑) )
あれは、苦痛以外の何物でもなかった。
友達百人?? 何言ってんのよ ! 一人も作れないのに…
《 小学校は、友達を百人 作らなければならない 恐ろしい所 》
そんな思いで 苦痛と恐怖に おののき、居場所も ないまま卒園する。

小学生に なったところで、何ら状況は変わらない。
人の顔色を伺いながら生きてきた私は、ずーっと人の反応におびえながら
自分の思いは語ることなく、人に合わせて 上っ面で生きるすべを覚えた。
そこは 成長したと思うが、上司の ご機嫌取りをしている下っ端と同じだ…。

小学校って所は、やたらと行事が多い。
運動会、遠足、展覧会、お楽しみ会…冗談じゃない!!
人付き合いの オンパレード…よく ストレスで胃に穴があかずにすんだもんだ

病弱だったのか(?)やたらと熱をだす子だった。
が、ただ者じゃない 親は 朝起きて熱があっても、
学校を休ませてはくれなかった。
言うことがハンパない。『 熱を出す方が悪い 』…意味が分からん。
知恵をつけてきた私は、学校に行ってから保健室に行くことを学んだ。
保健室のベッドに寝ている時だけが、一人ラクになれる空間だった。
学校から親に『 迎えに来てほしい 』と電話が行く。
『 一人で帰ってこい 』と平気で言い放つ親。 鬼だ。

運動会となると、『 仕事があるから行かない 』と言う親に
『 いいよ 』と言ってみせた。
《 親に迷惑をかけない いい子 》を演じていた。
結果、卒業式にも来ない親に育ってくれた…。

孤独を感じずには いれなかった。

高1の時、何故か担任の先生から 老人ホームのボランティアに誘われた。
半強制だったような気がする。
本来は、希望者だけ…のはず。
子供は好きだったが、別段 高齢者に興味があったわけでもなく…。

それが、私の人生を大きく変えた。

高1のガキンチョで、ましてや 人に馴染めずに生きてきた私が
高齢者と話す!? 何を!? 迷いしかなかった。
でも違った。
そこにいる じっちゃまも ばっちゃまも、わけわからん私の話を
ちゃんと聞いてくれていた。
ガキンチョの私に、嬉しそうに いろいろと話してくれた。

私の居場所が出来た瞬間

高校を卒業した私は、その施設に就職した。
私に居場所を作ってくれ、私にも出来ることがあることを教えてくれた
恩返しと思い、じっちゃまも ばっちゃまも 少しでも笑顔が増え
楽しみをもって過ごしてもらえる手助けをしていくことにした。
私は、弱者のヒーローを目指し 今も突き進む!

居場所を探すのは難しいのかもしれない。

でも、諦めずにいれば きっと見つかると思う。

私は、そう信じていたい。

どの人にも平等に 平穏な日々が訪れる。

私は、願っている。


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