幸福すぎない世界は彩りを魅せる


晴天にぶつかる通り雨が
わたしを心地よくさせる
じめじめとした空気は
気持ち悪いのだけど
それがとってもちょうどいい

まっさらなノートに美しい字
緊張感を増幅させる
このノートに相応しいペンを
もっといいペンを買おうか

向上心?贅沢品?
わからないけれどなんか
虚しくなっちゃって

綺麗なものだけ
見ていればよかったのかな
そうしたらどんどん美しくなって
透明になっちゃうのかな

色のない世界なんてさみしいよ

嫌なものもしっかり見届けた先には
きっと綺麗な色が混ざり合う

混沌としたわたしだけの色
汚い世界もぜんぶわたしの養分にしてやる

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