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本棚が好き
本を読むのが苦手な私ですが
実は
本棚を見るのが好きなんです
もちろん自分の本棚じゃないです
映像の背景に映り込む本棚
よく学者や専門家などが
インタビューを受ける時に
書斎なのか研究室なのか
はたまた、オフィスなのかわかりませんが
本棚の前でしゃべっていますよね
こんな感じに
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背景として使われている本棚であるとか
映像にたまたま映り込んだ本棚などを
見るのが好きなのです
その本棚に置かれている
本のタイトルを見ていると
まるでその人の頭の中を覗いているみたいに
その人の人となりがわかるように思うのです
映像は基本的に
ヒキ画は情報が多いです
逆に、ヨリ画は情報は少ないがデテール
質感や感情を伝えるのに有利です
私はもともと
情報が多いヒキ画が好きですが
よりその人らしさを感じたり
意外性を感じたりできる本棚の映像は
停止できるなら停止してそのタイトルを
チェックしたくなるくらい好きなのです
そんなことをふと思ったのは
最近、プライム・ビデオで見た
『竜とそばかすの姫』のこのシーン
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たぶん数秒のシーンなのだけど
細かく描き込まれていて
自分が読んだことある絵本や
息子さんが保育園から借りてきてた絵本
懐かしい料理家の名前など
見ていて飽きません
面白いと思ったのが
『エルマーのぼうけん』
本棚の右から4冊目の本です
読んだことはなかったのですが
調べたところストーリーは
年取ったのらねこから、
どうぶつ島に囚われている
りゅうの子どもの話を聞いたエルマーは、
りゅうの子どもを助ける冒険の旅に出発します
といったものでした
映画の『竜とそばかすの姫』
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こちらも
〝囚われたりゅうの子を助けにいく〟
少女の冒険を通し成長を描いた
ストーリーと言えなくもない
実に面白いリンクだ
これを意識的にやっているとしたら
なんて素敵な〝遊び心〟だろう
ちなみに、
『竜とそばかすの姫』の主人公すずの
家の本棚には冒険物が多い
すずの竜への好奇心や
助けたいと思い行動する勇気は
そうした冒険物の本が養ってくれたのかも
なんて思うと本棚は楽しいです