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これはグランジなのかな?STONE TEMPLE PILOTS

諸君、私はグランジが好きだ。

90年代にニルヴァーナを筆頭に人気だった音楽ジャンルだったが、グランジ界のレジェンド的な存在であるカート・コバーンの自殺によりブームは過ぎ去った。

あの時代のバンドが好きだ。オルタナ界が勢いづいていた時代。70~80年代とはまた違った広がりを見せた音楽。とてもいい。

グランジと聞けばニルヴァーナ、パールジャム、スマッシングパンプキンズ、サウンドガーデン、マッドハニーなど色んなバンドが頭に浮かんでくるが私はこのSTONE TEMPLE PILOTS(以下、STP)が印象に残っている。

グランジが人気を誇っていた90年代初頭に現れたSTP。彼らの音楽性やサウンドはグランジ寄りではあるが個人的にはその枠組みにいることに関して疑問が浮かんでくることが多い。

いや、もちろんグランジへの意識を感じさせるものではあるのだがSTPは独自の路線を築きニルヴァーナには出せないような存在感を出していた。何を隠そう、作品を追うごとに彼らのメロディーセンス、そしてギターロックに虜になったのは私だ。同じように彼らを好きになったのは私だけじゃないかもしれない。

1st~2ndのギターリフセンスは見習いたいものがあるし、スコット・ウェイランドの歌い方も徐々に艶のあるようなグラムロック的なものなったきた。あまり注目されることはないかもしれないが彼は素晴らしいボーカリストだと思う。歪ませたギターリフだけでなくカントリー調の曲も素敵だ。そうした曲ではウェイランドの歌い方も肩の力を抜いたゆったりしたものとなっている。こうしたグランジだけにとどまらない独自の路線を貫いたSTPに僕はハマっていたのだ。今でいうと沼にハマると言うらしい。

ボーカルが死亡したり、脱退したりと不遇な出来事が多いバンドだがこれからもそのサウンドを追及してほしい。



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