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なぜ、チョコレートを売るのか

初めての投稿をしてから、しばらく時間があいてしまいました。

今回からは、独立してから取り組むことになるいくつかの仕事を順番に説明していこうと思います。

これまでの人生で、榎本が「何をやっている人間なのか?」がスッと理解してもらえたことは恐らく一度もなく、「何だか色々やってる変わった=変な人」という印象になることがほとんどでした。

ですので、4月からの働き方も相変わらずそんな延長線上にあるわけですけど、それでも少しは理解していただける努力をしてみようと思います。

今日は、「なんでチョコレート屋さんなの?」というおはなし。

NPO職員として働いていた岐阜県の職場を退職し、2015年4月から新潟県長岡市にやってきました。長岡にやってきてそろそろ1年が経とうとしていた頃、たまたま知人から「フェアトレード」に関する勉強や体験ができる企画を一緒に考えてほしいと相談されます。

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NPO職員時代、フェアトレードや国際協力の仕事に携わったことがあり、体験ワークショップや講座の企画運営も経験していたので、快くお引き受けしたのですが、そのイベントの参加者がおよそ60人!

長岡で全く知名度もなく、初めてフェアトレードのイベントを開いた人間のところに、こんなにも参加者が集まってくるのか!と、反響の大きさに驚かされました。

そのイベントが、フェアトレードチョコを材料からみんなで作ってみようというワークショップで、親子やカップル、友達同士など様々な世代、地域の方が集まってくださったのでした。

NPO職員時代、フェアトレードの仕事がしたい!と意気込んでいたわけではなく、本当に運命の巡り合わせと言うか、たまたまNPO役員の中にそういった仕事に長年関わっていた方がいて、仕事をするうちにフェアトレードの考え方や国際協力の必要性について考えるきっかけを常日頃いただいていました。

長岡に来てからのチョコ屋も、まさにその延長。たまたま知人から相談を受け、試しにやってみたら人が集まってくる。そうしたら、イベントのときくらいはチョコの販売もしてみようかな、と出店販売もやってみることに。

次第に噂が噂を呼び、口コミでチョコのワークショップをやってみたいです、うちでやりませんか、とお話をいただくようになります。会を重ねるうちに、チョコを作る体験だけではなくて、もっと気軽にチョコのことを知れるお話し会と試食会もやってみることにしました。

最近では、異業種の方と試食会のコラボ企画をさせていただくことも増え、王道のコーヒー×チョコのほか、日本酒やクラフトビール×チョコのペアリング、そして今後はパンや陶芸作家さんとのコラボも生まれそうです。

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榎本は、長岡でフェアトレードチョコ関連の仕事をするにあたって、フェアトレードチョコを「幸せのチョコ」と名付けました。それは、フェアトレードというまだ社会では馴染みのない言葉をなるべく誰にでも分かりやすく、伝わりやすい形で発信したかったからです。

「幸せのチョコ」には、フェアトレードの理念である「生産者に適切な価格を保証する」という生産者の幸せはもちろん、流通や販売に関わる人、そして最終的にそのチョコレートを口にする消費者の幸せも実現していきたいという意味が込められています。

これからは、今まで以上に活動機会を増やして、みなさんに幸せのチョコをお届けしていきたいと思います。気温が上がってチョコが融けやすくなる夏場はいったんお休みですが、コンディションを維持できる商品については、在庫がある限り、販売をしていきたいと考えています。

幸せのチョコ関連のイベントやお知らせは、Facebookページ「たねとうず」にて発信しております。ぜひ一度ご覧になってください。


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