榎本淳

誰もが自分らしく暮らせる・働ける「やまの暮らし」について考え、実践しています。

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最近の記事

お金の巡らせ方~誕生日を迎えるにあたり~

何年前から始まったのか記憶は定かではなのですが、誕生日が近づくとFacebookのお知らせに 「慈善団体にぜひ寄付しましょう!」 というメッセージが表示されるようになりましたよね。 このメッセージ自体は悪いものではないし、そうやって自分のお金を必要な人のところへ巡らせる人が増えてくれるといいと思っていますが、これまでも現在も普段の仕事や生活の中で当たり前のようにNPOや慈善団体に会費を払い、必要なときに募金などでお金を出している身としては、誕生日のときくらいは別のことに

    • 本をご紹介いただきました!

      note更新してないな、してないなと思いながらも時間は流れ、 気が付けば前回の投稿から3ヶ月が過ぎていました。 その間にも、出版された「さんビズ」本は知り合いの手に渡り、 ついに新聞の書評欄で紹介されることになったのでした。 掲載されたのは、新潟日報社の7月3日(日)朝刊の12面「読書」の 中の「にいがたの一冊」というコーナーです。 このコーナーは、書評をどなたかに寄稿いただくのですが、 これまでさんビズでお世話になった方かつ本の中には登場しない方が いいのではないかと考

      • 長岡での6年の成果をお届けします!

        2022年3月20日。 それは、長岡に居を移してから取り組み始めたスモールビジネス起業講座「さんビズ」を本という形で世に送り出す記念の日です。 さんビズは、藤村靖之さんが書かれた「月3万円ビジネス」の考え方を基本に、新潟の中山間地域で若者が新しい仕事づくり、働き方の模索につながる応援ができないものかと考えて、企画運営を始めた講座です。 毎年度、講座が終わるごとに小冊子の形で1年間の取り組みをまとめ、受講生の活動を紹介する記事を掲載してきました。 それが2021年の冬頃、

        • 極上のカカオにめぐりあう季節

          いよいよチョコレートが一年で最も注目される日がやってきました。 「幸せのチョコレート」の販売と体験ワークショップを企画運営する「たねとうず」では、特にバレンタインデーの時期を意識して営業しているわけではないのですが、放っておいてもこの時期のオファーが増えていくわけです。 そして、先日開催した「幸せのチョコレートを楽しむ会」では、参加者の方と本の話題になり、こんなやり取りをしたのでした。 「そうそう、チョコレートを題材にした本って結構あるんですよ」 「えっ、そうなんです

          2021年はよい年でした

          2021年も、今日が最後の一日です。 仕事と子育てをどのようなバランスで両立させるのか、じっくり向き合えた一年ではありましたが、noteの記事は思ったほど書けなかったのが残念です。 来年もこの生活が続きますので、ぼちぼちと日々の想いをつづっていけたらと思っています。 今年はありがとうございました。そして、来年もよろしくお願いいたします。

          2021年はよい年でした

          マインドフルネスが足りなかったあの頃

          半月ほど前、図書館でふと手にした本があります。その本を借りようと思って図書館を訪れたわけではなく、たまたま通った本棚で目に付いたそのタイトルは「マインドフル・ワーク」。 マインドフルネスがあるときから急に本屋の本棚で存在感を放ち出した、という感覚はあったのですが、これまではちょっと気になるな、という程度の認識でした。それが、なぜだかこのときは、手に取ってみようかな、読んでみようかなという気になったのです。そして、その直感は「当たり」でした。 この本で紹介している「マインド

          マインドフルネスが足りなかったあの頃

          出世払いと先祖からの借り

          タイトルの二つのキーワードは、自分が年をとるにしたがってどんどんその存在感が増し、重要性を実感している言葉です。 もう今から20年も前のことになりますが、大学生の頃には気軽に「出世払いするから!」などと言って、家族や親しい友人に軽口を叩いたものでした。立派になったらいつか恩返しするよ、という気持ちに嘘はありませんでしたが、とあるエピソードを聞いてからは、その言葉が本当に意味するところは単なる貸借の話ではないのだということに気づきました。 もう一つの意味の出世払いとは、恩送

          出世払いと先祖からの借り

          自分らしく働くとは~中学生への職業講話を通じて

          先日、市内の中学校からご依頼があり、職業講話をさせていただきました。このご時世で、職場体験ができない企業さんもあり、ご依頼のあった中学校では急きょ職業講話にカリキュラムを切り替えたそうです。 ということで、仕事についてのお話をすることになったのですが、さて、自分がこれまでにやってきたことを説明するのは結構骨が折れるぞ、と改めて認識しました。 もう10年ほど前のことですが、当時住んでいた町の中学生に同じような職業講話をしたことがありました。当時は、NPO職員として悩みながら

          自分らしく働くとは~中学生への職業講話を通じて

          講座に子どもを連れていくこと

          先週末の8月29日、自分自身が企画運営、講師をつとめる起業講座「さんビズ」がいよいよ始まりました。 今期で第7期になるさんビズは、月3万円の利益、中山間地域の資源、そして自分らしく太陽(SUN)のように輝くという三つの「さん」を組み合わせてスモールビジネスを生み出す講座です。 受講生の募集にあたって、改めてさんビズの講座について説明をしていて、もしかするとこれはさんビズのものすごい特徴なのではないか、と気づいたことがあります。それは、全5回の講座+成果発表会の全てにキッズ

          講座に子どもを連れていくこと

          最近、足りないと思っていたもの

          姫路での大学院生活を終える直前の2006年3月からふとしたきっかけで始まり、これまでずっと続けている趣味に、狛犬の写真収集があります。 最初の頃は、神社を訪れたり近くを通ったときに立ち寄って写真を撮るだけだったのですが、枚数が増えていくにしたがって、その違いがだんだんと分かるようになってきました。 狛犬収集のきっかけを作ってくれた廣峯神社の狛犬さん 銘が入っているような著名な職人が彫ったものはもちろんですが、そうでないごく普通に見える狛犬たちの中にも、かなりの地域性や作

          最近、足りないと思っていたもの

          ほんとうにやりたいことは何ですか

          7月もあっという間に半分が過ぎようとしています。 8月からは、これまでに準備していた仕事が実際に動き出すことになり、いよいよ本格的に忙しくなりそうです。 さて、その前に身の周りを少しすっきりさせたいなと思い、我が家の本棚を眺めていたところ、ずいぶん前に入手した「かさこマガジン」に目が行きました。 2017年に開講した起業講座の受講生から、「こんな冊子があるんですけど、みんなで読んでみませんか?」と教えてもらい、すぐに連絡をして手に入れたものです。著者のかさこさんは、「好

          ほんとうにやりたいことは何ですか

          労働時間は自分で決める

          書こう、書こうと思いながら筆が乗らず、いつの間にか6月も半ばになってしまいました。 つい先日、本屋でぼーっと棚を眺めていたら「1日1時間労働」という文字が目に飛び込んできました。それは、作家の森博嗣さんが書いた「『やりがいのある仕事』という幻想」という本の著者紹介欄※だったわけですが、その文字を眺めながら、「えっ、それでいいのかなぁ」と思う自分と「うん、やっぱりそうだよなぁ」と思う自分が葛藤し始めたのでした。 それは、思い返せばもう半月ほど前のことで、今になって何となく頭

          労働時間は自分で決める

          欲しいのはオープンな場じゃなかった

          たねとうずの活動も、5月に入ってぼちぼちと忙しくなってきました。 どうにも気持ちの余裕がなくて、5月頭に記事を投稿したきり、気になりつつもそのまま放置する日々が続きました。 我が家は、かみさんと子ども3人の5人家族で、小さな賃貸のアパートを借りて暮らしております。なので、仕事をすると言っても日常空間の延長線上、特別な作業場を確保できるようなゆとりはありません。これは、自宅で開業しておられる方には割と共通の悩みなんだと思います。 で、そういう話をすると、予約なしで無料で使

          欲しいのはオープンな場じゃなかった

          朝3時半起きの効用

          今日は、久し振りに夜更かしをしています。こんな時間に夜更かし?とみなさんは思うでしょうけど、今年の2月中旬頃から始まった21時就寝3時半起床生活の自分からすると、この時間はずいぶん遅い時間なのです。 元々は、いったん我が3兄妹寝かしつけ、自分たち夫婦は寝落ちしないように眠気を堪え、そこから復活して家事や子どもがいるときには出来ない諸々の仕事や作業を終わらせて就寝するという生活をしておりました。自分が体調万全な日ばかりならそれもいいのですが、むしろそんな日はほとんどなく、寝か

          朝3時半起きの効用

          全ては予行演習だったのかもしれない

          前職の仕事が終わり、4月も気が付けば半ばを過ぎてしまいました。この新生活の一番大きな変化は、決まった時間に自宅を出て会社に向かわなくなったことなんだなぁと実感します。 この毎日同じ時間に自宅を出る生活の繰り返しは、思っていた以上に一日の生活のテンポを形作っていて、その繰り返しがなくなったことに気が付くと急に不安になったりもします。 でも、その不安が長く続かないのは、前職の在籍中にいくつもの休暇制度や働き方を自分なりに試してみたからなのだろうと思うのです。 次男と長女が産

          全ては予行演習だったのかもしれない

          起業講座は、自分の癒しだった

          noteを始めて1週間がたちました。 1週間おめでとう!とか、はじめて「スキ」がつきました!とかの小さなステップを応援してくれるのが、このnoteの面白いところですね。 登録する際にも、最初は文章が下手でも短くてもいいんですよ、だんだん上手になりますから、という説明がされているのも、あまりブログやSNSの登録画面では見かけない文言で、noteらしさってこういうところなんだろうなぁと感心しました。 さて、前回は「なぜ、チョコレートを売るのか」というお仕事の話を書きましたが

          起業講座は、自分の癒しだった