全ては予行演習だったのかもしれない
前職の仕事が終わり、4月も気が付けば半ばを過ぎてしまいました。この新生活の一番大きな変化は、決まった時間に自宅を出て会社に向かわなくなったことなんだなぁと実感します。
この毎日同じ時間に自宅を出る生活の繰り返しは、思っていた以上に一日の生活のテンポを形作っていて、その繰り返しがなくなったことに気が付くと急に不安になったりもします。
でも、その不安が長く続かないのは、前職の在籍中にいくつもの休暇制度や働き方を自分なりに試してみたからなのだろうと思うのです。
次男と長女が産まれたときには1ヶ月の育児休業、全国的にゆう活が推奨されたときにはなるべく長い期間で取得して1時間早いスライド出勤とスライド退勤を試してみました。新型コロナ対策が行われてからは、必要に応じての在宅勤務。その他にも、夜勤時には残業を使わずにスライド勤務をしたり、子どもの通院や幼稚園の送り迎えが必要なときに時間休を使ったりと、状況に合わせた細かい年休取得も工夫してやってきました。
そのときは、フリーランスになったら明確にこんな暮らしになるだろうと想像していたわけではなく、その場その場で必要なことを必要に応じてやっていただけなのですが、今思えば全ては今のための予行演習だったのかもしれない、などと思うのです。
4月からは、退職前に思っていたよりもやることが山積していて、お金にはならないのにずいぶん慌ただしくしています。本当にこれで仕事は大丈夫なのかなと、かみさんにも心配されています。でも少なくとも、心穏やかに新しい生活に慣れていく、子どもとの時間と仕事の時間をどう配分するかを考えながら日々を送れることが、まずはとても幸せなのです。
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