Terson症候群
概要
くも膜下出血に合併する硝子体出血
通常は両側性・非対称
適切な時期に手術(硝子体摘出術)を行えば視力の回復が期待される.
SAHとの合併頻度は1.4–16.7%と幅広い。
Terson症候群の発生率がSAH の重症度に相関することも報告されている。
提唱されている機序
頭蓋内圧の上昇により網膜静脈の灌流が障害
限局した部位の網膜毛細血管が破綻
網膜(内境界膜)下に出血をきたし、それが硝子体腔に拡散し硝子体出血に移行する。
参考
脳卒中の外科 37: 264~268, 2009
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?