雑な人の日記。20210525

1ヶ月ほど前に髪を短くした。

切って貰った当日は、こけしのように丸く美しい輪郭線を描いていたヘアスタイルも、今や、適度に緩いパーマを掛けたように見えなくもないエアリー感を微妙に醸し出して、程よく整ったボサボサになっている。
更に1ヶ月も経てば、単に手入れの行き届いていないボサボサになることは、想像に難くない。

明らかに髪の量が減ったのに、まだなんとなく頭が重たくて、「そろそろ髪をバッサリ切りたいなあ」、などと未だに思う。ゆえに鏡に映る自分を見る度に、

「あれ、髪、すでに短いな」

と我に返る。

意外にもフレッシュな気持ちを維持できるというか。記憶力が薄いというか。自分に対する興味が薄いというか。

興味が薄いといえば、時々、食欲が湧かない。お腹は空くのでグゥルルと鳴るし、体もなんとなくスカスカする。あばら屋に隙間風が通り抜けているようなスカスカ感があるものの、食べたいという気持ちが薄い。

こういう時、たまに体が冷えていたりもするので、インスタントの醤油ラーメンに、湯がいたワカメとレタスを乗せて食べたりもする。ここまでの流れを一括りにして人に話して、「これで栄養は摂れた」と主張すると、大体に於いて却下される。

昔は食欲がない時でも、とにかく食べなきゃダメよと言われていたので、使命感に駆られて、用意した食べ物を一生懸命平らげていた。
現状は、食パンと味噌汁と焼き魚とアミノバイタルと栄養補助食品とバナナがあれば、人間は結構動ける。というのを身を持って知ったため、適当な量を頂き、無理に食べないことにしている。

飲み物は、白湯と時々紅茶と珈琲があるといい。あとは、ジンジャーエール。ショウガの香りがツンと効いた自家製のやつがいい。先日、久々に瓶のものを買って、グラスに移して飲んだ。ショウガの爽やかさが、真夏に汗を拭いながら飲む冷やし飴を彷彿とさせる。

最近、人に「痩せた?」と訊かれたが、体重は特に変わらない。コレステロール値はいつもLowを示すけれど、実はお腹の辺りに内蔵脂肪が多目についていたりするのだろうか。どうだろう。

食事は雑で、お菓子も食べる。今日のお昼も生の人参を一本分齧った。梅干しやポテトチップスなどの塩味っぽいものが好きだ。甘いものも割と好きだけれど、さほど体に入らない。

時々、チョコを食べる。金平糖とラムネを少しずつ口に入れる。ケーキはお祝いの日か、たまに友達と会った時に食べる。

暑い日に涼を取りたい時は、氷の欠片をガリガリと噛み砕く。アイスを年に何度か食べる。ハーゲンダッツのカップアイスやチョコモナカは、二分の一ずつに分けて日を跨いで消費する。ヨーグルトと冷奴は、冷蔵庫から出して直ぐに食べると内臓が凍えるので、レンジで少しぬくめて頂く。

書き出してみると、至らないなりに頑張ったとも言えるし、まだ至らないとも言える。

胸のどこかに、「今の自分で良いと思っていないでしょう?」と言葉が響く。その言葉を思い出すとき、私はいつも一呼吸おいてから、「その通りです」と小さく囁き返す。

それでも不意打ちには誰しも弱いもので、向き合っている側からではなく、真横や斜め後ろから矢を射掛けられるみたいにして、へばる時もある。おのれ、そこに潜んでおったとは、みたいな。
そういう時は、どのくらいの時間、撃沈していていいのかが思案のしどころで、結局、刺さっている矢をとっととへし折って、風通しの良い場所へ移動するのが得策やもとも思う。

そこはかとなく書きつくる、乾いた風の吹くよく晴れた昼下がりである。そういえば店頭に青梅が並び始めた。毎年、紫蘇ジュースを作るけれど、今年は梅酒も漬けてみようかな。

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