万年筆との出会いとそのメッセージ
今回は、シュタイナー教育から少し離れて私のこの夏の体験録です。
2020年の夏、まだ夏は終わっていませんが、いろいろ濃くて深い学びを継続中です。
そして、今、バンクーバーで14日間の自主待機中です。数日前に、日本からカナダに帰ってきました。
日本への旅は、直感を信じて行動するといかに目の前の道が開けてくるかをリアルに体験できる旅でした。この話の詳細は、長くなるのでまた今度。
そして、この直感を信じた旅の後にやってきた学びは一本の万年筆からでした。
万年筆との出会い
運命のような出会いというものは予期せぬ時に突然にやってきたりするものです。
そして、どの出会いも私にとってベストなタイミングでやってきて、このタイミングでそこから学びなさいということがあるということなのではと私は考えます。
今回、私の元にやってきた万年筆も予期せぬ形でやってきました。
ちなみに、娘たちはシュタイナー学校で6年生に万年筆をもらい、それ以来、万年筆を使ってメインレッスンのノートを書いていました。そんな娘たちの姿を横でみながら、私も、いつか万年筆を持ちたいとは思っていましたが、値段も高いし、何より消せるボールペン、PilotのFrixion Ballが気に入っていたので『まあ、いいかあ〜』なんて思っていました。(余談ですが、日本に帰るときはこのFrixison Ballのペンをいつも買い溜めします。笑)
そしてある日、ひょうんなきっかけから、日本の知り合いから譲り受けた万年筆。ドイツ製 LAMYの万年筆。モダンな形と黄色の万年筆、お洒落で素敵!
今、待機中なので時間はあります。
自宅で、万年筆を使いながらいろいろメモ書きしてみました。
最初は滑るようにかけてしまうこの万年筆に戸惑いながらも、使っているうちに気がついたこと。
力を抜けば抜くほど綺麗に書ける。。。
おおおっ〜!これは目から鱗でした。
Frixionのボールペンも力を入れなくても書けるくらいとても優秀ですが、綺麗な字を書こうと思うとやっぱり少しばかりとも肩に力が入るのを今回感じています。
そして今回、使いながら、この万年筆からメッセージが語りかけられました。
もっと肩の力を抜きなさい。
肩の力を抜く
この簡単そうで、(特に私にとっては)全くもって簡単じゃない、『肩の力を抜く』ということ。
これでも過去10年の間、『肩の力を抜く』ことができるよう修行をしました。大袈裟なようですが、10年前、ホメオパシーという代替治療に出会うまではひどい肩こりに悩んでいました。肩こりから手が腫れてしまい、整体師に肩をみてもらうと、こんなすごい肩こりみたことがないと言われるほどに。
肩こりは私の心の影、『執着』の投影でした。
そして、ホメオパシーのレメディーのおかげでこの心の影にあった数多くの『執着』が外れ、頑張ることもやめ、肩こりも激減しました。
そして、今回また戻ってきたメッセージ。
もっともっと肩の力を抜いていいんだよというメッセージ。
よーくわかるんです。このメッセージの意味。
肩の力を抜くことで、コロナ禍の変化にも対応できる。
肩の力を抜くことで、もっと直感を信じて行動できる。
肩の力を抜くことで、私のベストが出せる。
肩の力を抜くことで、宇宙の流れに身を任せることができる。
万年筆で書きながら、そう閃いた瞬間、感動と感謝で一杯になり万年筆を抱きしめました。
たまたまやってきたこの万年筆との出会い。
そして、万年筆と向き合った真摯な時間。
肩の力を抜く方法はきっと十人十色でしょう。森林浴をしながらリラックスしたり、コーヒー飲みながら好きな音楽を聞いたり、方法は様々です。
でも、私には万年筆で文字を書くという方法が一番わかりやすい形で教えてくれたなあって思うのです。そして、この出会い、私にとって最高のタイミングでやってきて、今の自分にとって大事なことに気がつけたのではと思います。
つらつらと体験と気づいたことを書きました。読んでくれてありがとうございます。