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厄介な心

空と同じくらい広い海
一つになればもっと広くなるだろうと
考えた
けれどいつまで経っても一つにならない
もし海がもっと広くなれば魚の数は増えるだろう
もし空がもっと広くなればこの青空をもっと沢山
の人に届けられるだろう
もしそうなれば人々はもっと幸せになれるだろう
針と糸で空と海を縫い一つにしてみた
私はこの行為が多くの人々を幸せに導く最善の
行為であると信じて疑わなかった
空が消え宇宙がむき出しになる
海が消え地球がむき出しになる
人も動物も植物も全ての生き物が同じように狼狽している
ように見えた
数多の生命体が死に絶え無数の生物が繁栄した地球
たった一つの善意で崩壊した
幸いにも時の神が元の時間にまで戻してくれたので
大事には至らなかった
この後彼はこっぴどく怒られた事は想像に難くない
幸福には善意が必要だ、けれど
改善には思考が必要だ
良い心が良い未来と状況を産み、幸せを届けるという
のは神話的な話に過ぎない
彼はまだ未熟だからそれを理解していなかった
今回は特別措置、地球は無事に済まされた

結構よくできたかも

ぼけーっと考えてたら「空と海を繋げよう」なんて思ったもんで、詩にしてみたら結構すらすらーっと書けました。20分もしなかったかも。
ただ、殆ど見直したりしないんでめちゃくちゃかもしれませんが、詩はめちゃくちゃでいいんです(暴論)
ピン!っていつでも閃いてくれれば詩は幾らでも書けますが、その閃きが中々降りてこないんですよね・・・。
詩を書いてる人の思考を一度でいいから覗いてみたいですね。


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