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119.タイミングを掴め
昨年、私の祖父でありカネエム工業株式会社の先代社長が他界したこともあり、今年の元旦は「おめでとうございます」を言えませんが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
実は昨日、1年2か月ぶりに前職に新年のご挨拶に伺いました。
その際に、私が前職時代に担当していた貸菜園事業が今大盛況になっているという話を聞きました。
元々その貸菜園事業は遊休地の有効活用という名目で開始した事業です。
事業開始時期はちょうど私が入社した2017年4月で、配属後その後私が副担当となり、その後事業を始めた先輩社員が異動したことで主担当となりました。
正直、初めてその事業計画を見た時には、価格設定、想定顧客獲得計画の全てが考えられないくらい超楽観的な”たられば”で作られていて驚いた記憶があります。
その後価格改定やサービスの充実化などを行いましたが、その分収益は減り、かつこちらの負担が増えるという悪循環になっている状況で私が引き継ぐということになりました。
実はその事業を私が完全に引き継いだ時には既に私の中ではもうそのうち退職すると決めていたので、逆に様々なことができるなと思い自由にやらせてもらいました。
創業以来変えてこなかったチラシのデザイン変更、1区画3m×5mの15㎡だったのですが、ターゲットである素人が管理するには大きすぎると考え、3m×2mの6㎡の小区画を作る、価格の見直し、継続率向上のための施策などを実施しました。
ただ私の施策によって契約数は微増したものの、大きく増えるということはありませんでした。
その後私から引き継いだのが、2020年に新入社員として入った子でした。
彼は私によく懐いてくれた(と私は感じています)ので退職するまでに様々な話をし、少しでも彼に私が3年半学んだことを残そうとしましたが、その彼が色々と考えて契約数を伸ばしたと年賀状で知ることとなり、具体的な話を昨日聞くことになったという流れです。
結論から言えば、契約数増加の結果の原因は”小区画が好評だったこと”、”今までチラシを撒かなかったエリアに重点配布した”、”コロナで貸菜園需要が増加した”という主に3つだったそうです。
正直な話、私が進めた小区画が好評というのはうれしい話でしたが、3つ目の理由である”コロナで貸菜園需要が増加した”というのが1番の原因であると考えてはいます。
そして、それは非常にいいタイミングだったからうまくいったに過ぎない、と考えることもできます。
しかし、私はこの”いいタイミングだった”というのを掴めるかどうか、が全てであると思います。
ビジネスでもゲームでもなんでもそうだと思いますが、タイミング、もっと言えば”運”の要素は非常に強いものだと私は考えています。
例えば麻雀では、運七技三と言われたりもするように、現実世界でも運の要素は非常に大きなものですし、他社の成功・失敗を語るときも、往々にして”運が良かった・悪かった”という話が出てきます。
運やタイミングは結果に大きな影響を与えますが、どこまでいってもそれを掴むか掴まないかはその人次第です。
その意味合いでは、時流の運を掴んだ私の後輩は素晴らしいなと感じ、私も負けていられないと感じた年明けになりました。
カネエム工業も、去年大きくしゃがんだ分、今年は大きくジャンプする予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日の話も何かのお役に立てば幸いです。