55.”客観的な”理由と”主観的な”施策
最近大阪ではゲリラ豪雨が頻発し、梅雨明け間近とは言われていますが安定しない天気が続いています。そんな天気を見ようと久しぶりにうちの会社で一番高い屋上に上がってみると、写真では伝わりにくいと思いますが、あべのハルカスはもちろん、近畿大学なども見えました。昔から高いところから景色を見るのは好きです。
思い切ってメールしてみる
昨日の記事でも書いた通り、昨日はFactorISM2021の第2回定例会議に参加していました。その中で、実行委員長をされているとある大企業の社長さんに、「こんなに素晴らしい企画で参加費も高額ではないのに、どうして参加しない企業があるのだろう」という問いをかけていただきました。その時には私は、いろいろな可能性を述べながら「様々な感じ方をする方がおられる」という趣旨のまとめ方をしましたが、社長さんが欲しい答えではなかったと感じたので、改めて今日、私の見解をメールでお伝えするということをしました。
具体的な内容には触れませんが、”なぜ参加したくないと思うのか”について列挙し、”そのような考えを持つ方に対してそれぞれどのような施策を打つのが効果的か”を記した内容です。正直、昨日雑談の中で出た内容ですしタスクでもなんでもなかったのと、相手が多忙な社長さんということもありメールを送るかどうか迷いましたが、雑談とはいえやはり何か得たいものがあって私にその話を振ってくれたと感じたので然るべき返事をするのが誠意だなと感じ、メールにまとめて文章にした次第です。
意識したのは誰もが納得する客観的な理由と、それに対する私ならではの主観的な施策
そのメールを送るにあたり最も注意した点が、「必ず課題解決施策を入れること」です。以前にも”対案のない批判の価値は低い”や”第一印象で「無理だ」と思ったものを、何とか実践する方法”などで触れた通り、私は必ず人の相談(今回は相談ではなく雑談ですが)には、その課題を解決する施策もセットでお伝えすることをモットーにしています。もちろんその時に思いつかない時には持ち帰って改めてお伝えすることもありますが、この点にこだわることに私は価値を感じています。そしてその考え方は、前提である理由については客観的に、施策については主観的というか独創的に、私だからこそ考えられるものを意識しています。
全ての人間関係で使える原理原則
このことは、私の思考の原点に近いところにあるマインドである、”求めている人に求めているものを求めているタイミングで渡す”ことが起点になっています。この思考については教育の現場を除けば誰が聞いても当たり前のことだと感じるはずですが、意外とこの原則を無視して人に何かを勧めたり渡したりしてしまう人を見受けますし、まだまだ私自身がしてしまうこともあります。引き続きこの点は注意して様々な方と接していこうと改めて決めました。今日の話も何かのお役に立てば幸いです。